アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
オメガレックスの荷電粒子砲はすごいのか?
作中最強の火器の1つとされる
オメガレックスの荷電粒子砲。
実際、作中におけるオメガレックスの火力は申し分ありません。
しかしながら、
シリーズ全体を通してみると
オメガレックスの荷電粒子砲に関するスペックはそこまで高くないとも言えます。
今日はオメガレックスの荷電粒子砲について。
オメガレックスの荷電粒子砲発射形態
オメガレックスの荷電粒子砲発射は
マシンブラストに相当します。
マシンブラストすると
まずは発射時の衝撃に耐えるためフットロックがおります。
エネルギーを分散させず
一点に集中するための
収束シールドを前方に展開。
同時に大きく開口し砲身がせり出します。
背部の荷電粒子供給ファンが展開して回転。
空気中の荷電粒子を取り込みます。
荷電粒子砲は膨大なエネルギーを消費します。
オメガレックスの場合はサリーのペンダントの力でエネルギーを補います。
またサリーのペンダントは
荷電粒子砲を打つまでの間、
敵の攻撃を防ぐシールドの役割もあります。
収束シールドを展開しながら同時にチャージを済ませ、
亜光速まで加速した荷電粒子により相手を破壊します。
オメガレックスの荷電粒子砲の弱点
ゾイドワイルドシリーズのゾイドは、
旧来のシリーズよりも小型の設定です。
従来のシリーズとゾイドワイルドのゾイドが直接対決する話はありませんが、
機体の大きさを考えるとゾイドワイルドシリーズの方が力が及ばないことは想像がつきます。
しかしながら、
サイズ感を除いても、
オメガレックスの荷電粒子砲は
旧来のゾイドの荷電粒子砲よりも劣る点が見られます。
それは威力というよりは、
オメガレックスの荷電粒子砲は打つための手間がかかりすぎる点です。
オメガレックスは荷電粒子砲を打つために
・フットロック
・荷電粒子供給ファンの回転
・収束シールドの展開
と3つもの装備が必要です。
つまり
オメガレックスはこの3つの装備のうち1つでも破壊されれば万全な荷電粒子砲が打てなくなります。
ゾイドシリーズ全体を見ても、
荷電粒子砲それ自体ではなく、
打つための装備を狙われることは非常に多いです。
そして従来のティラノサウルス型ゾイドの場合、
荷電粒子砲の弱点は
フットロックか供給ファンのいずれか1つ。
しかしオメガレックスは3つも壊されたら困る部分があります。
また、体を固定して打つため
オメガレックスは体勢を変えながらの荷電粒子砲の連射ができません。
このあたりも
旧来のデスザウラーなどと比べると力不足な感じが否めません。
おわりに
ゾイドワイルドゼロは、
ゾイドの星「惑星Zi」が滅び、
人々が地球に移住したという世界観です。
そのためか、
ゾイドシリーズの科学技術が一度リセットされている様子も見受けられます。
また、地球という異なった環境からか
ゾイドのサイズや生態系も異なります。
こういった世界観において
オメガレックスは作中最強ゾイドの1つですが、
シリーズ全体でみると純粋な強さは旧シリーズほどではないのかなと思います。
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