結婚生活を末永く幸せに送るにはどうしたらいいのでしょう?
さまざまな夫婦を観察し幸福な結婚生活を送るために必要な言動を研究したのがワシントン大学の心理学者ジョン・M・ゴットマンです。
今日は彼が提唱する「幸せな結婚に必要な7つの原則」のうちの一つ、
「相手への思いやりを育てる方法」を紹介します。
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相手へ思いやりや感謝の心を持つことは、ある意味「友情」と言えるかもしれません。
たとえ互いに「好き」であっても、「友情」が失われれば結婚生活は壊れやすいものです。
相手への思いやりや感謝の心がなくなると、次は「離婚に至る4つの兆候」が顔を出します。
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思いやりや感謝の心は大切です。
ではどのような習慣がそのような「友情」を育むのでしょう?
まずはあなたがパートナーに対してどのくらい友情を持っているかの現状把握が必要です。
以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。
1.パートナーの称賛できる点を3つ、すぐに言える。
2.離れていると、恋しくなる。
3.「愛している」と何らかの形で言える。
4.よくパートナーの身体に触れたりキスをしたりしている。
5.パートナーは、私のことを本当に尊敬してくれている。
6.私は愛されているし、私に気を使ってくれている。
7.パートナーは私を受け入れてくれているし、
私を愛してくれていると私は信じている。
8.パートナーは、私をセクシーで魅力的だと思っている。
9.パートナーは私を性的に興奮させる何かを持っている。
10.二人の間には、燃え上がるような情熱がある。
11.二人の間には、いまだにロマンチックな気持ちがある。
12.パートナーを、真に誇りに思っている。
13.パートナーは、私が達成したことを喜んでくれる
14.この人と結婚(あるいは付き合った)した理由を即座に言える。
15.もし生まれ変わっても、この人をパートナーに選ぶ。
16.寝る前には、必ず何らかの形で愛情を示しあう。
17.私が傍らにいると、パートナーは私の顔を見て喜ぶ
18.私がすることに、パートナーは感謝の言葉をかけてくれる。
19.パートナーは、全てではなくとも大体は私の性格が好きだ。
20.私達の性生活に不満はない。
あなたの「はい」の数はいくつだったでしょう?
10個以上ならあなたはまずますパートナーの価値を認めることができています。
10個以下なら少し友情を忘れかけているかもしれません。
いずれにせよ、時々このリストを思い出してみてください。
そして相手への思いやりを再確認しましょう。
次回は相手を思いやるやめにできる取り組みをとりあげます。
次回に続きます。
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【参考文献】
ジョン・M・ゴットマン『結婚生活を成功させる七つの原則』第三文明社、2007年