盤星教の拍手の意味|呪術廻戦 第28話「懐玉-肆-」

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盤星教の拍手の意味

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 (白シャツの袖が見えている点から)オープニング曲の拍手のシーンは、理子の死を喜ぶ盤星教の信者の伏線であったことがわかる第28話。

 盤星教は天元を神とする宗教です。
 理子が同化することを信者は神の中に人間が入ることと考えており、それは崇高なものに穢れが入ることと認識しています。

 盤星教の信者達が拍手をしている理由は、理子が死んだからです。
 理子が死ぬことで同化は阻止され、神が崇高な存在のままであることに喜んでいます。



解説

理子の死体を回収する五条

 傑、こいつら、殺すか?
 今の俺ならたぶん何も感じない。

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 甚爾を倒し、その後盤星教の施設から理子の死体を回収する五条。

 信者達は術呪界や今回の暗殺の件、その中で五条達がどう動いていたのかは知りません。

 このため信者達から見れば「神を汚そうとした愚かな人間は突如として死んだ」という(まるで神が手を下したような)奇跡的な状況に見えているのでしょう。

 そしてその死体が信者の下に一定時間晒され、その後に回収されていく光景。

 こうしてまた神が神であり続けるのだと喜び拍手で理子の死体を見送る一同。

 一方で、五条達から見れば、自分の信仰のために罪のない少女が死んだことを喜ぶ気持ちの悪い集団でしかありません。

 ちなみに五条は第26話にて気絶していた理子を同じように抱えています。
 出会いと別れ(死)が同じお姫様抱っこである点が皮肉で切ない演出です。


道が分かれていく夏油と五条

夏油「いい。意味がない。
 見たところ、ここには一般教徒しかいない。
 呪術界を知る主犯の人間はもう逃げたあとだろう。
 懸賞金と違って、もうこの状況は言い逃れできない。
 元々問題のあった団体だ。時期解体される」

五条「意味ねぇ……
 それ、ほんとに必要か?」

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 本音で話す五条と、倫理観を重視する夏油。

 ドアを隔てた演出が、2人の考え方が徐々に別々の道に進んでいることを表現しています。


闇が深まっていく夏油

 大事なことだ。
 特に、術師にはな……

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 だんだんと夏油の影が大きくなっていく演出で、夏油の心の闇が深く広くなっていくことを表しています。



本編の解説

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参考資料

 
 

 
 

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