五条悟「マイナス1個のリンゴ」のわかりやすい解説|呪術廻戦 第26話「懐玉-弐-」

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五条の術式「無下限呪術」

 マイナス1個のリンゴみたいな、虚構が生まれるんだ。

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第26話 懐玉-弐-(ABEMA)より引用

 呪術廻戦の第2期の2話目、通算第26話「懐玉-弐-」にて、五条は自身の術式「無下限呪術」について言及します。

 当然ながら、リンゴは「1個」「2個」と普通は数えます。

 「マイナス1個のリンゴ」というのは現実には存在しない概念であり、五条の術式はこのように「本来は存在しない無限という概念」を現実に作り出す能力であると言えます。



解説

「マイナス1個のリンゴ」の位置付け

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第26話 懐玉-弐-(ABEMA)より引用

 「マイナス1個のリンゴ」という表現は、五条の術式である「無下限呪術」、およびその中の技の1つである「蒼(あお)」についての例えであると言えます。

 「蒼(あお)」は五条の技の1つで、物体を強力に吸い寄せて破壊する技です。

 五条の術式である「無下限呪術」は周囲に無限を作り出し、相手の攻撃が五条自身に届かないようにすることができます。

 この力をさらに強めていくと、相手や物体が届かないどころかむしろある一点に急激に吸い寄せられ、その力で押しつぶされるように破壊されていきます。

 この物体を強力に吸い寄せて破壊する技が「蒼(あお)」です。


「マイナス1個のリンゴ」の解説

 俺の術式はさ、
 収束する無限級数みたいなもんで、
 俺に近づく物はどんどん遅くなって、
 結局俺まで辿り着くことはなくなるの。

 それを強化すると無下限。
 マイナスの自然数ってとこかなぁ。
 マイナス1個のリンゴみたいな、虚構が生まれるんだ。
 そうするとさっきみたいな吸い込む反応が作れる。

 でも意外と不便なんだよね。
 あまり大きな反応は、自分の近くには作れないし、
 指向性にまで気を遣い出すと、呪力操作が、まぁ面倒で。
 要は、超疲れんの。

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第26話 懐玉-弐-(ABEMA)より引用

 「虚構」とは「嘘」「フィクション」と言った意味です。

 「マイナス1個のリンゴがある」という表現は通常使わないでしょう。
 そのような嘘の状態を五条の術式は作り出します。

 「リンゴが1個ある」状態。これは文字通り目の前にリンゴが1個あります。

 これが「0に近づく」というのは例えるならリンゴを食べている状態です。

 そしてさらにこれを強化して「0を通り越してマイナスになる」状態。
 これは例えるなら「自分のリンゴを食べつくして他人のリンゴまで奪って食べる」状態と言えるかもしれません。

 このように五条は無下限呪術により虚構の空白を作り出し、物体を吸い込む反応を起こします。

 ただしこの力は五条が言う通り意外と不便であり、紙袋呪詛師を吸い寄せた際はその経路のビルを破壊してしまっています。



本編の解説

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五条の技の解説

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参考資料

 
 

 
 

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