じゃんけんで勝つ確率を上げる方法

物事を決めるときによく使われるじゃんけん。
基本は運任せのゲームであるため必勝法というのは存在しませんが、少し工夫することで勝つ確率を上げることはできます。


さっきと同じ手は出したがらない

じゃんけんは「グー」「チョキ」「パー」の中から相手がどれを出すのかわかれば勝つことができます。
相手が何を出す確率が高いか予測できればじゃんけんは勝ちやすくなります。

あなたと誰かがじゃんけんをします。

自分:パー
相手:パー

あいこですね。
では次は何を出せばいいでしょう?

人は無意識に「グー」「チョキ」「パー」を均等に出そうとします。
そのため人は心理的にさっき出した手とは別の手を出そうとします。

ですので「パー」を出した後は「グー」か「チョキ」を出す確率が高くなります。
そう考えるとあなたは「グー」を出すと勝つかあいこの確率が高くなり、少なくとも負けにくくなります。

相手が「パー」を出したら、次は自分は「グー」を出した方がいい。このように考えると、
相手が出した手に負けるような手を次に出すと、勝つ確率が上がることがわかります。

これがじゃんけんにおける最も基本的な戦略です。


最初は何を出せばいい?

「あいこになったら、相手が出した手に負けるような手を出せばいいのはわかった。
じゃあ最初はなに出せばいいの?」という疑問があります。

最初は「パー」を出すことが無難です。

人間はとっさには複雑な手の形は作りにくいです。
じゃんけんの手で最も複雑な手の動きをするのは「チョキ」です。
人は「グー」「パー」に比べて「チョキ」をあまり出しません。

つまりじゃんけんで最初に相手は「グー」か「パー」を出す確率が高いのです。
そのため「パー」を出せば少なくとも負ける確率は減ります。


「最初はグー」というかけ声

じゃんけんのかけ声で有名な「最初はグー」

「最初はグー、じゃんけんぽん!」

はじめにかけ声があることでタイミングがとりやすくなりますね。
この「最初はグー」というかけ声を作ったのは志村けんさん。
志村けんさんがドリフターズのコントで言ったのがはじまりとされています。

この「最初はグー」を言うか言わないかでじゃんけんの戦略は変わってきます。

先ほど言った通り、人は同じ手を連続して出すことを避けます。
「最初はグー」とはじめに言うと、次は「パー」か「チョキ」を出す確率が上がります。

しかし複雑な手、つまり「チョキ」はもともと人があまり出さない手です。

こう考えると、
「最初はグー」がない場合、相手は「グー」か「パー」を出す確率が高いので
あなたは「パー」を出せば負けにくくなります。

「最初はグー」がある場合、相手は「パー」を出す確率が最も高いです。しかし「グー」と「チョキ」はどちらが出やすいかは微妙なところです。
そのためあなたは「グー」以外の手を出すことが懸命です。



まとめ

まとめます。じゃんけんを勝ちやすくするには、

1.できるだけ「最初はグー」をしないで、あなたは「パー」を出す。
2.あいこのときは相手が出した手に負けるような手を出す。



多人数でやるときは?

多人数でやるときも基本は一緒です。
あいこのときは場で最も多かった手に負けるような手を次出しましょう。

また、3人でじゃんけんをして「グー」「チョキ」「パー」でのあいこになったときは、
自分が出した手に勝てる手を出した方がいいです。

なぜかと言うと、
あなた:グー
相手1:チョキ
相手2:パー

であいこになったとして、

人は連続して同じ手を出したがらないので、

次の手は
あなた:?
相手1:グーorパー
相手2:チョキorグー

の確率が高いです。

このように考えると、次はグーが出てくる確率が最も高いことがわかります。
そう考えると1回目にグーを出したあなたはパーを出すと勝つ確率が上がることがわかります。


まとめ:みんなでじゃんけんするときは

複数名でじゃんけんをするときの戦略をまとめます。

1.できるだけ「最初はグー」をしないで、あなたは「パー」を出す。
2.あいこのときは場で一番多く出ていた手に負けるような手を出す。
3.「グー」「チョキ」「パー」1つずつでのあいこの場合は「パー」を出す。

という作戦になります。


最後のまとめ

全体をまとめると、
とりあえず「パー」を出しておけば無難です。

そのあとは相手が出した手に負けるような手を出していきます。

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