今日は腰痛に効くハーブティーについてです。
腰痛に効くハーブティーの選び方
腰痛の原因はいろいろ考えられますが、血行を良くしたり体を温めたりすることが症状の緩和につながる場合があります。
腰痛の改善を目的としてハーブティーを飲む場合は、鎮痛作用や血行促進、発汗作用などをもつハーブを中心に選んでいきます。
エンダーフラワー
発汗・利尿作用に優れたハーブです。
そのため欧米ではインフルエンザの際にもよく飲まれます。
粘膜や毛細血管の炎症を鎮める働きがあるので、花粉症などで消耗した体を助けてもくれます。
優しい甘い香り。マスカットに若干似た風味です。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
ちなみに葉っぱの部分は有毒なので、花の部分を使いましょう。
まあ、市販の場合は葉っぱは取り除いているでしょうが。
カモミール(ジャーマン種)
カモミールはいくつか種類はあり、そのうち飲用としてハーブティーでよく使われるのはジャーマン種。
ジャーマンカモミールは胃腸の働きを整える効果があるハーブです。
また、カモミールには鎮静・鎮痛作用があります。
カモミールは安眠も促しますので夜の飲用も◎
味はやさしい甘みで飲みやすい。
お湯500mlあたり小さじ1杯を目安に。
キク科アレルギーの人が注意が必要です。
クチナシ
古くは染料として使われたり、漢方では止血として使われたり。
クチナシは止血・消炎・解熱・鎮静・鎮痛・緩下・整腸・胆汁分泌などの効果があります。
味は渋みがあり、油分を感じます。
お湯500mlあたり小さじ1をすりつぶして使用します。
アンジェリカルート
アンジェリカルートにはチャイニーズトウキとヨーロッパトウキの主に2種類があります。
ハーブティーとしてよく使われるのはヨーロッパトウキ。
アンジェリカルートには胆汁分泌や血行促進、発汗や鎮静・鎮痛作用があります。
味は軽い苦味がありますが、香ばしさも感じます。
人によっては口の中がしびれるような後味を感じるかもしれません。
お湯500mlあたり小さじ1を目安に。
妊娠中の人や子供の飲用は避けましょう。
また、飲用直後は直射日光に当たらないようにしましょう。
まとめ
上記のようなハーブを1種類で飲んでもいいですし、好みの組み合わせで飲んでもいいでしょう。
1杯当たりの量はそれぞれ単独で飲む場合の量なので、ブレンドする場合はそれぞれ好みに応じて加減しましょう。
味が好みじゃない場合は、飲みやすい味のハーブと組み合わせるといいでしょう。
カモミール、レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップなどが他のハーブとも相性が良く飲みやすくするためのハーブとしてよく使われます。これらを活用してもいいでしょう。
体調改善を目的としてハーブティーを飲む場合は、1度に飲むのではなく1日を通してちょこちょこ飲んだ方が効果的です。
朝やお昼にハーブティーを淹れて、マイボトルなどで持ち運ぶといいかもしれませんね。
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参考文献
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年