今日は花粉症に効くハーブティーについてです。
ハーブティーの飲み方
シーズンになると花粉症ってつらいですよね。
しかしながら薬にばっかりは頼りたくない人もいるのでは。
そんなときに助けになるのがハーブティー。
ハーブティーは種類によって花粉症や風邪、腰痛や美容など様々な体質改善に役立ちます。
花粉症など何か症状があってそれを緩和したい目的で飲むときは、ハーブティーを一気に飲むのではなく少量をちょこちょこ飲むのが効果的です。
例えばタンブラーや水筒に入れて仕事場に持っていって、合間に少しずつ飲むようなスタイルが望ましいです。
以下、花粉症に効くハーブを見てみましょう。
ネトル
ドイツでは春頃の花粉症をはじめとした身体症状をやわらげるハーブとしてよく飲まれます。
花粉症、にきび、リウマチ、アトピーなどを緩和すると言われています。
味も比較的飲みやすいハーブです。
お湯500mlあたり小さじ2杯が目安に。
フィーバーフュー
偏頭痛や花粉症、喘息などに効果のあるハーブです。
アレルギー反応につながるヒスタミンの放出を抑制する効果があります。
味は苦味があり、薬のような感じがします。
他のハーブとブレンドして飲むことが多いでしょう。
お湯500mlあたり小さじ1が目安。
キク科植物のアレルギーのある人、妊娠中や授乳中の人、小さいお子さんは使用しないようにしましょう。
また、日常的に何か薬を飲んでいる人は医師の指示を受けましょう。
エンダーフラワー
発汗・利尿作用に優れたハーブです。
そのため欧米ではインフルエンザの際にもよく飲まれます。
粘膜や毛細血管の炎症を鎮める働きがあるので、花粉症で消耗した体を助けてくれます。
優しい甘い香り。マスカットに若干似た風味です。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
ちなみに葉っぱの部分は有毒なので、花の部分を使いましょう。
まあ、市販の場合は葉っぱは取り除いているでしょうが。
ローズヒップ
こちらは花粉症に直接働きかけるというより、花粉症により消耗した身体を助けてくれるハーブ。
花粉症により鼻水や目の充血を伴うと、炎症により体はビタミンCを大量に消耗します。
ローズヒップはレモンの20~40倍のビタミンCを含みます。
体にビタミンCを補給してあげましょう。
味はほんのりと甘みがあります。比較的飲みやすいのでは。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
過剰に飲みすぎると人によっては下痢を起こすので注意。
ペパーミント
こちらも花粉症に直接働きかけるというより、体を助けるハーブ。
メントールの清涼感が鼻づまりや頭痛を和らげてくれます。
味はさっぱりとした甘みがありつつ、軽い苦味もあります。
お湯500mlあたり小さじ1~2をを目安に。
幼児には使用しないようにしましょう。
まとめ
上記のようなハーブを5~7分ほど熱湯で蒸らしてから飲みます。
1種類で飲んでもいいですし、好みの物を組み合わせて飲んでもいいでしょう。
味が好みじゃない場合は、飲みやすい味のハーブと組み合わせるといいでしょう。
カモミール、レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップなどが他のハーブとも相性が良く飲みやすくするためのハーブとしてよく使われます。これらを活用してもいいでしょう。
参考文献
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年