様々な効能があるハーブ。
ハーブティーに使えるハーブをピックアップ。
その続きです。
21. レモンバーム
22. クチナシ
23. アンジェリカルート
24. クランベリー
25. クコ
26. レッドクローバー
27. ヒース
28. ハトムギ
29. セージ
30. レモングラス
31. おわりに
32. その他の記事
参考資料
レモンバーム
緊張をやわらげるハーブ。
そのため不眠やパニック、神経性胃炎、食欲不振に効果があります。
鎮静、抗菌、抗ウイルス作用があるため、ヘルペスウイルスへも有効です。
ほのかにレモンの香りがします。
通常の葉っぱの状態ならお湯500mlあたり大さじ1、細かくちぎってある状態なら小さじ2を目安に。
クチナシ
古くは染料として使われたり、漢方では止血として使われたり。
クチナシは止血・消炎・解熱・鎮静・鎮痛・緩下・整腸・胆汁分泌などの効果があります。
味は渋みがあり、油分を感じます。
お湯500mlあたり小さじ1をすりつぶして使用します。
アンジェリカルート
アンジェリカルートにはチャイニーズトウキとヨーロッパトウキの主に2種類があります。
ハーブティーとしてよく使われるのはヨーロッパトウキ。
アンジェリカルートには胆汁分泌や血行促進、発汗や鎮静・鎮痛作用があります。
味は軽い苦味がありますが、香ばしさも感じます。
人によっては口の中がしびれるような後味を感じるかもしれません。
お湯500mlあたり小さじ1を目安に。
妊娠中の人や子供の飲用は避けましょう。
また、飲用直後は直射日光に当たらないようにしましょう。
クランベリー
スイーツやジュースとしてもよく使われるので名前を知っている人も多いはず。
クランベリーは尿の酸性化、尿路への細菌付着抑制、視覚機能向上の効果があります。
そのため尿路結石の予防や眼精疲労の回復に用いられるハーブです。
味は甘酸っぱさがありますが基本は優しい味のハーブ。
お湯500mlあたり大さじ1杯を目安に。
クランベリーはジュースでも手軽にとることができますが、市販のものは砂糖が多く含まれる場合があるので摂りすぎに気をつけましょう。
クコ
古くは中国で不老長寿の薬として使われていましたが、その理由はクコの滋養強壮成分。
クコは滋養強壮や眼精疲労の回復を促します。
甘みとコクのある味わい。
お湯500mlあたり小さじ1杯をすりつぶして。
レッドクローバー
体内の毒素を浄化するとされるハーブ。
レッドクローバーは女性ホルモンのバランスを整えるとされています。
また咳や喉の痛みといった呼吸器系の感染症の緩和、抗菌・消炎作用から肌トラブルにも効果を発揮するハーブです。
味も比較的飲みやすいマイルドなハーブです。
お湯500mlあたり花を5個前後。
妊娠中の人や子供の飲用は避けましょう。
ヒース
花は染料として、木は肥料としてなどハーブティー以外でも広い用途があるヒース。
ヒースには美白・尿路消毒・抗菌・利尿作用などがあります。
そのため美白などの美容目的以外にも、結石の予防などにも役立ちます。
微かな酸味と塩味がありますが、基本は淡白な味です。
和食との相性も◎
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
ハトムギ
タンパク質やビタミンEを豊富に含むハーブ。
ハトムギは美肌・利尿・消炎・排膿・鎮痛や代謝促進効果があります。
そのため美肌効果やむくみの改善に役立つハーブ。
穀物の風味であり甘みととろみがあります。
大さじ1を300mlの水で20分ほど煮出します。
セージ
ラテン語の「救う」という単語が語源であるセージはその語源通り体の様々な不調を救ってくれます。
セージは抗菌・抗ウイルス・抗酸化・発汗抑制・母乳分泌抑制などの成分があります。
また、白髪予防に効果的という話も。
抗菌・抗酸化作用を持つので風邪の初期症状にもおすすめ。
香りは独特で、軽い苦味があります。
お湯500mlあたり小さじ2を目安に。
細かく砕かれている場合なら小さじ1でも。
妊娠中の人は飲用は避けましょう。
レモングラス
タイ料理やトムヤンクンでも使われるハーブ。
その他、防虫剤や入浴剤など幅広い用途で使われます。
レモングラスは健胃や消化促進、抗菌作用があるハーブです。
干し草の香りとレモンの風味があります。
お湯500mlあたり大さじ1を目安に。
妊娠中の人は多量の飲用は避けましょう。
おわりに
ハーブティーは1種類で飲んでもいいですし、好みの組み合わせで飲んでもいいでしょう。
味が好みじゃない場合は、飲みやすい味のハーブと組み合わせるといいでしょう。
カモミール、レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップなどが他のハーブとも相性が良く飲みやすくするためのハーブとしてよく使われます。
その他の記事
参考資料
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年