様々な効能があるハーブ。
ハーブティーに使えるハーブをピックアップ。
ハーブティーで体質改善!
1. ジャスミン
2. ネトル
3. フィーバーフュー
4. エンダーフラワー
5. ローズヒップ
6. ペパーミント
7. エキナセナ
8. カモミール(ジャーマン種)
9. コモンマロウ
10. ジンジャー
参考資料
ハーブティーで体質改善!
ハーブはまさに天然の薬。
体質やその日の体調に合わせて飲むと穏やかに体を整えてくれます。
ハーブは効果も様々ですが味も様々。
中には「妙薬口に苦し」と言わざるを得ないものもあります。
1種類で飲んでもいいですが、複数種類を混ぜて味や効果のバランスをとるといい感じです。
淹れ方は、はじめのうちは緑茶のようにお茶パックや急須で手軽に淹れてみてもいいと思います。
なんでもそうですが、慣れたり習慣化してから道具をちょっとずつ買い足せばいいのかなと。
以下の分量は1種類で飲むときの量なので、ブレンドする場合は好みに応じて加減しましょう。
ジャスミン
抑うつ的な気分を楽にしてくれるハーブ。
クレオパトラが愛用したという言い伝えも。
ジャスミンは鎮静や高揚、ホルモン分泌調整作用があります。
おだやかな花の香りとさっぱりした後味。
お湯500mlあたり小さじ2の花を軽く潰して蒸らします。
黄花が咲くカロライナジャスミンという種類は強い毒性があるので飲用禁止です。
ちなみに一般にお店で出回っている「ジャスミンティー」はマツリカという同属種と緑茶のブレンドであることが多い。
ネトル
ドイツでは春頃の花粉症をはじめとした身体症状をやわらげるハーブとしてよく飲まれます。
ネトルの主な作用は消炎、鎮静、利尿、浄血や抗アレルギー。
花粉症、にきび、リウマチ、アトピーなどを緩和すると言われています。
味はほのかな甘みがあり、比較的飲みやすいハーブです。
お湯500mlあたり小さじ2杯が目安に。
フィーバーフュー
フィーバーフューの主な作用や消炎、鎮痛、鎮静、血管拡張作用。
偏頭痛や花粉症、喘息などに効果のあるハーブです。
アレルギー反応につながるヒスタミンの放出を抑制する効果があります。
味は苦味があり、薬のような感じがします。
他のハーブとブレンドして飲むことが多いでしょう。
お湯500mlあたり小さじ1が目安。
キク科植物のアレルギーのある人、妊娠中や授乳中の人、小さいお子さんは使用しないようにしましょう。
また、日常的に何か薬を飲んでいる人は医師の指示を受けましょう。
エンダーフラワー
発汗・利尿作用に優れたハーブです。
そのため欧米ではインフルエンザの際にもよく飲まれます。
粘膜や毛細血管の炎症を鎮める働きがあるので、花粉症で消耗した体を助けてくれます。
優しい甘い香り。マスカットに若干似た風味です。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
ちなみに葉っぱの部分は有毒なので、花の部分を使いましょう。
まあ、市販の場合は葉っぱは取り除いているでしょうが。
ローズヒップ
炎症が起こると体はビタミンCを消費します。
ローズヒップはレモンの20~40倍のビタミンCを含みます。
体にビタミンCを補給してあげましょう。
味はほんのりと甘みがあります。比較的飲みやすいのでは。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
過剰に飲みすぎると人によっては下痢を起こすので注意。
ペパーミント
メントールの清涼感が鼻づまりや頭痛を和らげてくれます。
腸内のガスを減らし消化を促進してくれるので、胃痛・腹痛を抑える効果も。
味はさっぱりとした甘みがありつつ、軽い苦味もあります。
お湯500mlあたり小さじ1~2をを目安に。
幼児には使用しないようにしましょう。
エキナセナ
咳やのどの痛みに効果があると言われるハーブ。
ドイツを中心とした研究により、抗ウイルス作用が確認されました。
風邪、インフルエンザ、ヘルペス、カンジタ症など感染症の予防にも効果的です。
飲みやすいですが基本は草の香り。
お湯500mlあたり小さじ1杯程度。
キク科アレルギーの人はご注意。
また、8週間以上続けての飲用は控えましょう。
カモミール(ジャーマン種)
カモミールはいくつか種類はあり、そのうち飲用としてハーブティーでよく使われるのはジャーマン種。
ジャーマンカモミールは胃腸の働きを整える効果があるハーブです。
また、カモミールには鎮静・鎮痛作用があります。
カモミールは安眠も促しますので夜の飲用も◎
味はやさしい甘みで飲みやすい。
お湯500mlあたり小さじ1杯を目安に。
キク科アレルギーの人が注意が必要です。
コモンマロウ
咳や気管支炎をやわらげる効果、消化器官の炎症を緩和する効果があります。
お湯を注ぐと鮮やかなブルー、冷めるとグレー、レモン汁を加えるとピンク、水出しして凍らせると青紫と色の変化を楽しめるハーブでもあります。
ちなみにお湯は熱湯よりぬるいくらいの方が鮮やかな色が出ます。
色を楽しめるハーブである一方で、味はこれといって特徴がない。
お湯500mlあたり花を約8個を目安に。
ジンジャー
ショウガですね。肉や魚の臭み取りにも使われますね。
生のショウガは風邪症状や吐き気の緩和、胃腸を整えてくれます。
乾燥したショウガは腰痛や胃痛に効果的。
体を温めてくれる効果があるので、悪寒の症状の緩和に。
お湯500mlあたり小さじ1杯を目安に。
胆石のある人は医師に相談の上、使用しましょう。
参考資料
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年