「涼宮ハルヒの消失」とは?
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の続編でありアニメ映画の名作として評価が高い「涼宮ハルヒの消失」。
アニメを事前に見ておかないと劇中のトリックや登場人物達の内面の描写を理解できないため、いきなり映画にはいけないハードルのある作品ではあります。
しかしながら、
アニメを見て映画を見るという長い視聴時間を費やしてでも見る価値のある映画だと思います。
今日は、映画「涼宮ハルヒの消失」の名言集です。
「涼宮ハルヒの消失」の名言集と解説
キョン「長門、これは返すよ。すまない」
長門「そう・・・」
キョン「だがな、長門、俺は、元々ここの住人だったんだ。だから、わざわざ入部するまでもなかったんだよ。なぜならさ、
なぜなら、俺は、SOS団の団員その1だからだ」「涼宮ハルヒの消失」より引用
キョンがパラレルワールドではなく本来の世界を選ぶシーン。
事実上、パラレルワールドの長門を振るかたちになります。
この、視聴者としてはキョンが元の世界に戻ってほしいと思いつつも、パラレルワールドの長門にも共感してしまうのが映画の見どころ。
俺にはわかる。
長門が自分でも理解できない異常動作の引き金がなんだったのか。
積もり積もったエラーデータとやらが何なのか。
それは、思いっきりベタな代物なんだ。
プログラム通りにしか動けないはずの人工知能でもロボットでも、時を経たら、そいつを持つようになるのがパターンなんだ。
お前にはわかるまい。だが、俺にはわかることだ。たぶんハルヒにも。
それはな、長門、「感情」ってやつなんだよ。
お前は無感動状態が基本だったから、なおさらだったんだろう。
たまには、わめいたり暴れたり、お前なんかもう知らんと言いたかったことだろう。
いや、こいつがそう思わなかったとしても、そうすべきだったんだ。そうさせてやるべきだったんだ。
責任は俺にもある。ついつい長門任せにする癖のついてた俺の依存心。長門ならなんとでもしてくれるだろうと考えて、そこで思考停止していた愚か野郎。俺はハルヒ以上にタチの悪い馬鹿だ。誰をののしる権利もない。おかげで長門は、こいつは、世界を変えちまおうとしまうするくらいにおかしくなっちまいやがった。
バグだと?エラーだ?うるせえ。そんなもんじゃねえ。
これは長門の望みだ。こういう普通の世界を長門は望んだんだ。「涼宮ハルヒの消失」より引用
ちょっと長いですが。
長門の感情についてのキョンのセリフ。
長門のことをだけでなく、自分自身のことも振り返り反省するキョン。
俺はハルヒと、ハルヒの起こす出来事を、楽しいと思っていたんじゃないのか?
「涼宮ハルヒの消失」より引用
おそらく劇中の見どころの1つ。
非日常さに振り回されたりしながらも、実は自分もそれを楽しんでいたんだと自覚するシーン。
やっぱりあっちのほうがいい。
この世界はしっくりこねえな。
すまない、長門、俺は今のお前じゃなくて、今までの長門が好きなんだ。
それにメガネはないほうがいい。「涼宮ハルヒの消失」より引用
パラレルワールドの長門にも、きちんと自分の思いを告げる優しいキョン。
くそったれと伝えろ!
お前の親玉に言ってくれ。お前が消えるなり、いなくなるなりしたら、いいか、俺は暴れるぞ。
なんとしてでも、お前を取り戻しに行く。俺にはなんの能もないが、ハルヒをたきつけるぐらいならできるんだ。「涼宮ハルヒの消失」より引用
長門のことを思いやる、男らしいキョン。
このあとの「ゆき」とキョンが言うところは名シーンですね。
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