アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」
アニメブームのきっかけとなった作品の1つである「涼宮ハルヒの憂鬱」。
「涼宮ハルヒの憂鬱」は哲学的な内容を含んでいることもあって考えさせられる深いセリフも多いです。
今日は「涼宮ハルヒの憂鬱」の名言集です。
涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)の名言と解説
それまで私は、自分がどこか特別な人間のように思ってた。
家族といるのも楽しかったし、何よりも、自分の通う学校の自分のクラスは、世界のどこよりもおもしろい人間が集まっていると思ってたのよ。
でも、そうじゃないんだってそのとき気づいた。
私が世界で一番楽しいと思っているクラスの出来事も、こんなの、日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
日本全国の全ての人間から見たら普通の出来事でしかない。
そう気づいたとき、私は急に、私の周りの世界が、色あせたみたいに感じた。第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 V」より引用
ハルヒの変な行動の理由が語られるシーンですね。
「平凡な日常も素敵なものなんだ」という議論は一旦置いておいて、
誰しも1度は「自分が特別で、非凡な毎日がある」と思いたい時期があるものです。
考えてたら思いついたの。
おもしろいことは待っててもやってこないんだってね。
中学に入ったら、私は自分を変えてやろうと思った。
待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。
実際私なりにそうしたつもり。第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 V」より引用
「おもしろいことは待っててもやってこない」というのは自分達の日常にも共通する教訓かもしれません。
キョン「俺はなんだかんだ言って、今までの暮らしがけっこう好きだったんだな。
アホの谷口や国木田も、古泉や長門や朝比奈さんも。
そこに、消えちまった朝倉も含めてもいい」ハルヒ「なに言ってんの?」
キョン「俺は連中ともう一度会いたい。まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ」
ハルヒ「会えるわよきっと。この世界だっていつまでも闇に包まれているわけじゃない。明日になったら太陽だって昇ってくるわよ。私にはわかるの」
キョン「そうじゃない。この世界のことじゃないんだ。元の世界の、あいつらに俺は会いたいんだよ」
ハルヒ「意味わかんない。あんただってつまんない世界にうんざりしてたんじゃないの?もっとおもしろいことが起こってほしいと思ってたんじゃないの?」
キョン「思ってたとも。あのなあ、ハルヒ、俺はここ数日で、かなりおもしろいめにあってたんだ。
お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。お前が知らないだけで、世界は確実におもしろい方向に進んでいたんだよ」第6話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」より引用
「涼宮ハルヒの憂鬱」は、キョンの内面の成長や気づきが見どころの作品でもあります。
一見平凡と思われる日常が、見る角度によっては非凡であり、実は楽しいものなんだと気づく。
自身の日常も振り返りたくなるシーンですね。
離せ古泉!
動物でも人間でも、言って聞かない奴は殴ってでも躾けてやるべきなんだ!
でないとこいつは、一生誰からも避けられるようなアホになっちまうんだ!第23話「涼宮ハルヒの溜息 IV」より引用
キョンとハルヒが衝突するシーン。
身勝手なハルヒに手をあげようとするキョン。
ただ怒りがあるのではなく、ハルヒのことを思うがゆえに真っ向からぶつかるキョン。
人の言うことを聞かないハルヒの性格を把握し(?)、真っ向から意見はせず一定の距離を保ちながらハルヒの個性を楽しむ「大人な対応」をする鶴屋さん。
2人のスタンスの対比がまた考え深いですね。
ただ、僕は、今のこの世界がわりと好きなんです。
遥か昔から今に至るまで、たくさんの人間が積み上げてきた、もろもろの上に成り立っている、この世界のかたちを崩したくないのです。第23話「涼宮ハルヒの溜息 IV」より引用
キョンがハルヒと喧嘩をしたあとに古泉がキョンに言った言葉。
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