涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)の第19話「エンドレスエイト VIII」のあらすじと解説です。
ネタバレ含みますのでご了承ください。
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第19話「エンドレスエイト VIII」のレビュー
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」におけるエンドレスエイトはエイトなだけに8回で終了します。
まあ、正直、エンドレスエイトは早送りなしで全部見るのはきついですね。
試みとしてはおもしろいですが、
実際に見るなら最初の2回と今回の「エンドレスエイト VIII」を見れば充分かと思います。
第19話「エンドレスエイト VIII」のあらすじ(ネタバレ)
夏休みがループしていることに気づくキョン達。
最終的に、
「夏休みの宿題をみんなでやる」という定番行事をやることでハルヒの心残りはなくなり夏休みのループが終了します。
第19話「エンドレスエイト VIII」の解説
異変に気付くSOS団
夏休みがループしていることに気づき、ハルヒに内緒で集まるSOS団。
これは前回までと一緒ですね。
途方もない時間を自覚して過ごす長門
繰り返される夏休みを自覚している長門。
その途方もない時間を繰り返すということはどんな気持ちなのか。
長門のことを気にするキョン。
これも前回までと同様ですね。
しかし後の映画につながる大切な描写ですね。
宿題をすることを提案するキョン
そして恒例の喫茶店。
夏休みのループを止めるため、何かをしないといけない。
でもそれがなんなのかわからない。
苦し紛れに宿題をすることを提案するキョン。
これが功を奏します。
優等生だったハルヒ
変人でありながら頭の回転は速いハルヒ。
宿題なんてさっさと終わらせることができます。
それが良いか悪いか、
「みんなでわいわい宿題をする」という夏休みの定番とも言える経験をしたことがなかったのですね。
それがハルヒにとって、無意識ではありますが夏休みの心残りとなっていたのですね。
おわりに
ほぼ同じ話を8回するという明らかに尖った演出であるエンドレスエイト。
試みとしてはおもしろいですが、正直なところ制作者側の「狙った感」が透けて見える部分もあります。
要するに、
「同じ演出をあえて8回もする私達ってアニメ史に残ることやってるでしょ」的な。
このように捉えると、エンドレスエイトはやり過ぎかなあと思ったりもします。
一方で、
「涼宮ハルヒの消失」をアニメではなく映画でやるためには、消失より前のストーリーで尺を稼ぐ必要があったという話も本当か嘘かあります。
「涼宮ハルヒの消失」がすごくいい映画だったなあと思うだけに、
エンドレスエイトで尺を稼いだことがなまじ否定もできないのが個人的なところです。
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