「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
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第9.9999回「あの日のこと」
「SSSS.GRIDMAN」ボイスドラマにおける第9.99999999回「あの日のこと」。
小数点以下の9はかなりの数続いており、割り切れない数字を表しているともとれます。
本編の第9話、夢の世界で付き合っていることになっているアカネと裕太のデートが描かれます。
このため時系列としては裕太が「これが夢である」ことに気づく墓地での会話より前のやりとりであることがわかります。
タイトルの「あの日のこと」とは、おそらくアカネにとっては裕太をからかう言葉、裕太にとっては六花に恋をした球技大会での出来事を指しています。
伏線および描写の解説
裕太とアカネのやりとりが示唆するもの
裕太・六花・内海らにとって「都合のいい夢」を見せて、その世界にとどまらせようとしたアカネ。
このため夢の中での裕太のアカネに対する言動は、六花への願望が含まれていると考えられます。
本編にて裕太は記憶喪失となっていますから、このボイスドラマ第9.9999回のやりとりは記憶喪失前の裕太の気持ちを探る貴重な回と言えるでしょう。
裕太の六花への気持ち
開けっ放しの体育館から漏れる歓声を聞きながら、風を含んだアカネの黒い髪が教室の遮光カーテンと一緒になびいてた。
俺は、その姿を見て、アカネのことが、好きになったんだ。SSSS.GRIDMAN ボイスドラマ 第9.9999回より引用
六花への裕太の思いが定まったと思しきエピソード。
球技大会の日に二人きりになったことは、裕太と六花にとって重要な偶然であったことがわかります。
宇宙鉱石ハッピーコスモジウムの壺
グリッドマンボイスドラマの第6.n回、およびダイナゼノンのボイスドラマでも度々出る宗教ネタ。
壺に宇宙を絡めていることは、映画「グリッドマンユニバース」の淡い伏線とも言えます。
刺すアカネ
第10話から11話にかけての展開を暗示していたとも言えるアカネの裕太を「刺す」発言。
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