アニメ「SSSS.GRIDMAN」の解説です。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
グリッドマンの「SSSS」の意味
アニメ「SSSS.GRIDMAN」はタイトルこそ「SSSS」がついているものの、呼称する際は「グリッドマン」と普通に言って「SSSS」部分は特に言いません。
「SSSS.GRIDMAN」における「SSSS」の意味は、
「Special Signature to Save a Soul(魂を救うための特別なサイン)」
であると考えられています。
以下、もう少し詳しく。
君を退屈から救いに来たんだ
「SSSS.GRIDMAN」第12話であり最終回である「覚醒」。
最終話にて六花達がジャンクにアクセスコードを打ちこみ、本当の姿のグリッドマンが起動します。
アクセスコードである「GRIDMAN」を入力した際、画面に「Special Signature to Save a Soul」の文字が現れます。
「Special Signature to Save a Soul」つまり「魂を救うための特別なサイン」。
「SSSS.GRIDMAN」の「SSSS」はこの頭文字であると考えられます。
オープニングの「君を退屈から救いに来たんだ」という歌詞をはじめ、
「SSSS.GRIDMAN」は単に怪獣を倒すだけでなく人の心を救うことが大きな命題として取り扱われます。
これは単に怪獣を生み出すアカネと敵対するのではなく、怪獣を生み出してしまうアカネの心を救うことを意味します。
そんなグリッドマンにおいて、「Special Signature to Save a Soul」の「SSSS」は非常に大きな意味を持つ頭文字と言えるでしょう。
スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド
「SSSS.GRIDMAN」は「電光超人グリッドマン」を原作とし、そのほか様々なヒーロー作品やロボットアニメのオマージュが見られました。
そのため放送当初、視聴者の間では「SSSS.GRIDMAN」の「SSSS」は、
グリッドマンの海外作品である「Superhuman Samurai Syber Squad(スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド)」の頭文字という説が有力でした。
おそらく実際のところは「Superhuman Samurai Syber Squad(スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド)」を元ネタに「Special Signature to Save a Soul(魂を救うための特別なサイン)」を後付けしたと思われますが、
いずれにせよ物語全話と通して見ると、
「Special Signature to Save a Soul(魂を救うための特別なサイン)」のほうがしっくりきますね。
まとめ
「SSSS.GRIDMAN」における「SSSS」の意味は、「Special Signature to Save a Soul(魂を救うための特別なサイン)」であると考えられています。
オープニングの「君を退屈から救いに来たんだ」という歌詞や、グリッドマンの技である「フィクサービーム」。
グリッドマンが単に怪獣を生み出すアカネと敵対するのではなく、怪獣を生み出してしまうアカネの心を救うというスタンスが「SSSS」に如実に表れていますね。
海外作品である「Superhuman Samurai Syber Squad(スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド)」を元ネタにしたことで視聴者も最終話まで「SSSS」の意味をあまり伏線として意識していなかったので最終回で新たな発見もあり良い演出ですね。
補足記事