アニメ「鋼の錬金術師」（ハガレン）について一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
ブラッドレイ夫人の１期と２期の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode32」（Abema TV）より引用
キング・ブラッドレイ大総統の妻であるブラッドレイ夫人。
１期２期ともに個人名はなく、「ブラッドレイ夫人」という名称で登場します。
設定も１期２期で変更はなくキング・ブラッドレイの正体（ホムンクルス）を知らない普通の夫人という設定になっています。
ただし２期の方が出番とメッセージ性の多いキャラクターとなっています。
解説
設定の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode14」（Abema TV）より引用
特別な設定はなく「普通の人間」「穏やかだけれど芯の強い女性」と描かれているブラッドレイ夫人。
設定や立ち位置は１期と２期で変わりはありません。
ただし原作準拠の２期はマスタングのクーデターに伴う政治的な戦略が細かく描写されるため、それに伴いブラッドレイ夫人の出番も１期より多いです。
本編での活躍や出番の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode53」（Abema TV）より引用
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode49」（Abema TV）より引用
原作準拠の２期では、ホムンクルスに利用されていたブラッドレイ夫人はマスタングが保護します。
そしてお父様達の企みから国民を守る上で、ブラッドレイ夫人はマスタング達が国民の信頼を得るための重要な人物となります。
また作品におけるブラッドレイ夫人の役割は、やはり「ホムンクルスより弱い存在であるはずの人間が持つ心の強さ」を描いている点であると言えます。
これはトリシャにも共通しますが、戦闘面では弱い普通の人間が、他者を思う気持ちや芯の強さで周りに影響を与えます。
ラース（ブラッドレイ）やプライド（セリム）に利用されていたブラッドレイ夫人でしたが、その愛情はプライドに影響を与えます。
結末の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」（Abema TV）より引用
２期ではセリムが記憶の消えたホムンクルスの子として生き延びるため、ブラッドレイ夫人は彼を育てる役割を担います。
ホムンクルス達に利用された女性という点では１期２期とも一緒で、性格なども大きな違いはないブラッドレイ夫人ですが、こういった愛情や芯の強さは２期の方が細かく描写されています。
その他の記事
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』（TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト）2021年7月25日検索
