アニメ「鋼の錬金術師」（ハガレン）について一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
ヴァトー・ファルマンの１期と２期の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode34」（Abema TV）より引用
マスタングが信頼する部下であり、原作ではブリッグズこと北方司令部での軍務が印象的だったヴァトー・ファルマン。
ファルマンは原作準拠の２期では持ち前の記憶力を活かした活躍をするものの、アニメオリジナルの１期では活躍の場にあまり恵まれないその他大勢のキャラとなっています。
解説
設定の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode50」（Abema TV）より引用
アニメオリジナルの１期は原作準拠の２期と比べると、マスタング隊のメンバーそれぞれの個性や特性があまり掘り下げられません。
原作や２期ではそれぞれの強みやそれを活かした出番があり、「なぜマスタングが彼らを部下として選んだのか」が間接的にわかるようになっています。
ファルマンはその記憶力が最大の強みであるという設定は変わっていないものの、１期では２期と異なりそれを活かす場があまり描写されません。
本編での活躍や出番の違い
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode56」（Abema TV）より引用
戦闘はあまり得意でないファルマンにとって、活躍の場は持ち前の記憶力を活かした作戦行動です。
２期の最終決戦である約束の日、ブリッグズが中央司令部へ潜入できたのはファルマンのおかげです。
また、こちらも２期のみですが、
ブラッドレイを前に死を覚悟しながら扉を守る様子はハガレンにおける胸熱シーンの１つではないでしょうか。
ハガレンに限らず他のアニメでもそうですが、弱いキャラがそれでも信念のために果敢に戦う姿は胸を打つものがあります。
結末の違い
ファルマンは２期の最終話では２人の子供に恵まれた描写があり、マスタング隊の中ではいち早く家庭的な幸せを手にするに至ります。
依然として北方司令部勤務という過酷な勤務ではありますが、プライベートは最も恵まれた結末を迎えたキャラの一人と言えるでしょう。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』（TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト）2021年7月25日検索
