アニメ「SSSS.GRIDMAN」の解説です。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
空で分かれた6つの光の意味
「SSSS.GRIDMAN 第1話」(Abema TV)より引用
アニメ「SSSS.GRIDMAN」において第1話およびその他でもちょこちょこ登場する、空で光(星?)が5~6つに分裂するシーン。
この6つに分かれた光の意味はなんなのでしょう?
この光について本編ではっきりと説明されるシーンはありませんが、
文脈から推測すると、
6つの光はそれぞれ新世紀中学生4人・ジャンクに宿ったグリッドマン・裕太に宿ったグリッドマンであると考えられます。
以下、もう少し詳しく。
グリッドマンはなぜ分裂したのか?
「SSSS.GRIDMAN」においてグリッドマンは不完全な状態であり、最終話まで真の姿になることはありません。
ではなぜ不完全な状態だったのか。
この理由についてグリッドマンがはっきりと説明するシーンはありませんが、一番参考になるのが第5話「挑・発」。
裕太が電車中でうたた寝をして夢を見るシーン。
「SSSS.GRIDMAN 第5話」(Abema TV)より引用
アレクシスのような悪者(?)が槍で誰かを突き刺してます。
「SSSS.GRIDMAN 第5話」(Abema TV)より引用
グリッドマンっぽいですね。
大ダメージですね。
「SSSS.GRIDMAN 第5話」(Abema TV)より引用
例の分裂シーン。
経過を追うと、
グリッドマンは戦いの中で敵のダメージを受けて、分裂してしまったと考えるのが自然でしょう。
このようにして、グリッドマンは不完全な状態になってしまったと考えられます。
6つの光はそれぞれ誰か?その内訳
「SSSS.GRIDMAN 第1話」(Abema TV)より引用
もう一度確認ですが、空に複数の光が出ています。
大きな光が5つと、中心に小さな光。合計6つ。
この6つの光はそれぞれ何を意味するでしょう?
本編にて、マックスはグリッドマンとアシストウェポンが合体できることから元は1つの存在だったと推測します。
マックスの推測を汲み取ると、
分裂した光のうち4つは新世紀中学生(マックス・キャリバー・ボラー・ヴィット)と考えることができます。
そして残りの2つ。
1つはジャンクに宿ったグリッドマンですね。
なにせグリッドマンが分裂した光なのですから。
そして、
中央にある小さな光が裕太の中に宿ったグリッドマンと考えられます。
グリッドマン本体(中心的存在)でありながら、自分がグリッドマンであることすら忘れた小さな光。
ゆえに中央で小さく光っているのではないでしょうか。
ちなみにこの光のシーンのあと、裕太が目覚めるシーンにつながる点も、光の1つが裕太の身体に宿ったことを示唆していますね。
まとめ
アニメ「SSSS.GRIDMAN」において物語の大部分では
「裕太は記憶喪失になっていてなぜかグリッドマンと合体できる者」として話は進みます。
けれど実情は異なっていて、第11話で真相が明らかになります。
実際は、
裕太の中にグリッドマンが宿って、代わりに本来の裕太の人格は眠っている。
不完全な状態で裕太に宿ったので、グリッドマン自身も自分がグリッドマンであることを忘れている。
だから「過去の記憶がない裕太」と自分を思いこんでいる。
という状況です。
このような経緯を踏まえると、
グリッドマンはジャンク(パソコン)側と裕太側2つに分かれていると考えられます。
さらに元は1つだった新世紀中学生(アシストウェポン)が4人。
空で分裂した6つの光は、
新世紀中学生(マックス・キャリバー・ボラー・ヴィット)、ジャンクのグリッドマン、裕太に宿ったグリッドマン
と考えられるでしょう。
その他の記事