今さらながら、アニメ映画の「君の名は。」を見ました。
おもしろかったです。
「君の名は。」っていうのは、
都会に住む男子高校生と田舎に住む女子高校生に不思議なことが起こる話です。
接しやすい作品だね。
「君の名は。」、おもしろかったです。
「あっ」と驚く展開もありながら、話は複雑すぎなくて見やすい。
とっつきやすくて友達とかと話題にしやすい作品ですね。
まあ、当時から話題になってはいますが。
感動できる作品ですが、「よかったなあ」って感動の類いで、「切ないなあ」とかって話ではないのかなと。
なので個人的には感動して号泣しちゃうようなストーリーではないかなあ。
まあ、人にもよるのでしょうが。
仕事が終わった週末とかに、
あんまり頭は使いたくないけれどおもしろいもの見たいなあ。
なんて思いながら片手でお菓子でも食べながらのんびり見ると楽しい作品。
ってのが個人的な印象です。
そのお菓子を口に運ぶことを忘れるくらいの展開も充分ありますね。
「君の名は。」のこういうところがおもしろかった
以下、ネタバレもちょっとあるのでご了承ください。
男の子と女の子が入れ換わる
「高校生の男の子と女の子が入れ換わる話」ってのは事前になんとなく知っていました。
世間の風のうわさで耳に入ってきた感じ。
まあ、なので入れ換わりが重要なポイントで、それが中盤くらいからゆっくり順を追って発生するのかなと思っていたわけです。
そしたら、すでに序盤から男の子と女の子入れ換わってるんですね。
しかもすでに何回か入れ換わってて「最近、別の人に入れ換わってる」的な説明から入る。
なので物語の進行がすごくテンポよく感じて序盤からとっても見やすい。
絵が綺麗
あと、やっぱり「君の名は。」は絵が綺麗ですよね。
これは監督である新海誠さんの作品全般に言えることですが。
個人的には絵の綺麗さや感じは「言の葉の庭」のほうが好きなんですが、
「君の名は。」もとっても綺麗。
ストーリーだけじゃなく映像としても楽しめる作品ですよね。
「君の名は。」の印象的なところ
以下、もっとネタバレがあるのでご了承ください。
記憶がところどころ忘れている
「君の名は。」の最大のポイントは滝と三葉の過ごしている時系列が違うってことですねよ。
これが作品の前半部分では伏せられていて、後半になって滝が気づく形で視聴者が気付かされあっと驚く感じ。
でもこれって、あんまり掘り下げて考えるとめんどくさくなりますね。
滝も三葉も何回も入れ換わっているのに、自分が過ごしている西暦が違うの気づかなかったの?とか。
なので「君の名は。」が矛盾のないストーリーであるためには
序盤でさらっと言った「元に戻ったときには入れ換わっていたときの記憶がところどころ忘れている」っていう設定がすごく重要ですよね。
この都合の良さに目をつぶらないと「君の名は。」って見てて楽しめないと思います。
「君の名は。」で違和感を感じたところ
個人的にすごく違和感があったのが黄昏時の語源を扱った授業のシーン。
生徒が方言について質問したときに「ユキちゃん先生」が「ここの方言はよく知らない」的な感じで他人事のように説明します。
この時点で「ユキちゃん先生」の地元がここでないことがわかるわけです。
「黄昏時」は物語の上で重要な言葉なので授業というシーンを使って伏線をはるのはわかる。
でも「なんで古典の先生をわざわざ他県から来た感じの先生にしたの?それって物語の本筋になんか関係あるの?」と最初思ってました。
あとで知ったのですが、「君の名は。」の古典の先生って、「言の葉の庭」のヒロインなんですね。
「ユキちゃん先生」は「言の葉の庭」で赴任先が変わって、いろいろあって「君の名は。」の学校の先生になったんですね。
まとめ
そんな感じで、「君の名は。」は1人で見ても誰かと見ても楽しめる作品だなあと思います。
映像も綺麗ですし、
好みは人によってでしょうが、個人的には音楽も合っていて。
ストーリーだけでなく、作品の雰囲気もとっても楽しめる作品です。