アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
離散する夏油一派
大人だの子供だの、
それを言いだしたら終わりだろうが!!呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
第40話「霹靂」にて、「呪術廻戦0」以後の動きが描かれる夏油一派。
夏油の思想を重要視する祢木利久(ねぎとしひさ)と菅田真奈美(すだまなみ)。
夏油自身を崇拝するミミナナ(枷場美々子・菜々子)
そして中立の立場を取るラルゥ。
前話でミミナナは死亡したので、「一緒にご飯を食べる」ことが叶わなくなったのがなんとも悲しい過去シーンです。
解説
菅田・祢木の思想
映画「呪術廻戦0」で秘書的な役割も果たしていた菅田真奈美と、今回の様子から戦闘員の指揮を行う実力者と思しき祢木利久。
菅田と祢木は「非術師のいない世界を作る」という思想に心酔しており、その意志を継ぐことが夏油を尊重することと考えます。
このため偽夏油が世界を混乱に陥れることに利害の一致として協力します。
スマホを向ける菜々子
菜々子「ごちゃごちゃややこしくすんなし。
大好きな人をゾンビみてぇに弄ばれて黙ってられるかって言ってんだよ。
夏油様の物語は終わったんだ。
もう誰にも汚させない」菅田「いいかげん大人になりなさい菜々子」
菜々子「大人だの子供だの、
それを言いだしたら終わりだろうが!!」呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
菅田・祢木と異なり、「夏油という人間」に心酔していたミミナナ。
夏油が死んだ時点で「非術師のいない世界を作る」に対する思いよりも、夏油の肉体を弄ばれる憤りが勝ることとなります。
菜々子的には対等にお互いの思想を話し合っていたつもりだったのでしょうが、菅田の「いいかげん大人になりなさい」という言葉でスイッチが入ります。
故郷で理不尽な虐待を受けていたミミナナ。
そんな理不尽から救ってくれた夏油。
夏油の身体が乗っ取られ、それでも偽夏油に従うという「理不尽に屈する」ということが、「大人になること」と言われたような気がしたのかもしれません。だとしらた怒りを爆発させるのもしょうがないと言えます。
仲裁に入るラルゥ
双方、収めなさい。
傑ちゃんが一番望んでいないのは、私達が傷つけ合うことよ。
あなたたちはどちらも間違っていない。
ここでお別れしましょ。
各々やりたいようにやりなさい。どちらにも付かないわ。
ミゲルちゃんとおんなじ。
私はただ、傑ちゃんを王にしたかっただけだもの。
でも、みんな忘れないでね。
私たちは家族。
いつかまたどこかで、一緒にご飯を食べるのよ。呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
夏油自身を崇拝していたという点ではミミナナと同じですが、その夏油の尊重の仕方は菅田・祢木のような冷静さもあったラルゥ。
いずれにせよ、夏油のカリスマ性を感じさせる夏油一派の離散シーン。
本編の解説
参考資料