有給休暇を後ろ指さされずとるための理由や言い訳を考えます。
有休を人間関係にひびをいれずにとりたい
原則として有給休暇をとるための理由をわざわざ会社や上司に報告する義務はありません。有給休暇は労働者の権利です。
補足記事:法律的に有給休暇をとる理由は言わないといけないのか?
しかしながら、不景気でブラック企業がはびこる昨今、有給休暇がとりづらいと感じる人がいるのも不思議ではありません。
有休をとるときは、事前にそれとなく不可抗力的な状況を伝えておくとスムーズです。
有休をとりやすい理由
有休をとりたいときは、以下のようなポイントをおさえるとスムーズです。
不可抗力的な理由
「子供が急に熱を出した」など、自分のせいではなく自分ではどうすることもできない理由があると周りも納得しやすいです。
別の日ではダメ
その日ではないといけないという期日が動かせない状況も理由としては強い。
例えば「子供の家庭訪問」など。
休日で対応できない
ブラック企業でよく言われるのが、「土日にやっておけばよかったんじゃない?」といった類いの嫌味。
休日や土日では済ませられない用事のほうが休みやすいです。例えば「市役所での手続き」など。
大きな健康に関わる
手術となると大きすぎますが、病院を受診するといった少なからず健康に関わる物事だと周囲もとやかく言いにくい。
「子供が熱を出した」とか「親の介護」など自分でなくても家族の健康でもOK。
普段の真面目な仕事ぶり
相手も人なので、普段から真面目な人とそうでない人では有休をとるときの印象が違ってきます。
人や社会ってめんどうですよね。
検証しにくいこと
「嘘をついてでも有休をとりたい」「本当の理由は隠して有休をとりたい」と思うこともあるかもしれません。
そもそも有休は権利なのですから、理由を言いたくないのに無理して言う必要もないわけです。
そういうときに、真偽を確かめにくい理由の方が何かと都合がいいです。
例えば「整骨院に行く」なんてのはけっこう便利。
1回でも行ったことがあるならカルテもありますし、「その日は混んでいて結局行けなかった」とあとから言い訳もできます。
整骨院は予約制じゃないところも多いですしね。
具体例
以下、具体例をいくつか挙げてみます。
「子供の歯医者の予約がそこしかとれなかった」
医療機関の中でも歯医者は行きやすい。風邪などと違ってこちらがある程度日付を調整できますし。
子供関係の用事はけっこう理解を得やすいです。
「腰痛で病院に行く」
痛みって突き詰めると主観的な感覚なので他人はどうこう言えないんですよね。
本人が痛いと言えば痛い。それを科学的に立証することって難しい。例えば腰痛や頭痛。
病院ではなく整骨院などでもいいかもしれません。
「実家の手伝い」
日帰りできる距離に実家がある人ならけっこう使いやすい理由です。
実家の家業の手伝いだとか、親が体調を崩してるなど。
「研修会(勉強会)に行く」
真面目系の理由の代表ですね。習い事などでも◎
まとめ
まあ、いろいろ書きましたが、原則として嘘をつくのはいけません。
その一方で、「有休を取りたいけれど、周りの目も気になるし我慢しよう」と真面目になりすぎるのもよくありません。
嘘ではない妥当な理由できちんと休む。これが一番。
まあ、本来はどんな理由で休んだっていいんですけどね。
堂々と休める図太さがあればそれが一番なんですが。
ちなみに上記のような理由を使う場合はあくまで自己責任でお願いしますね。