アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
最強の矛とは?
「鋼の錬金術師」において、ラストの伸縮自在の爪(および指)は「最強の矛」と表現され、作中最強クラスの貫通力を誇ります。
ラストの特殊能力の1つであり、メタ的には「矛盾」という言葉の語源である「なんでも突き通す矛」から発想を得ていると予想されます。
解説
最強の矛の元ネタ
つじつまが合わないことを指す言葉である「矛盾」。
「なんでも付き通す矛」と「なんでも防ぐことができる盾」が同時に存在しえないことを指摘する漢文が語源となっています。
ラストの爪は「最強の矛」、グリードの硬化能力は「最強の盾」と作中で表現され、両者はまさに矛盾の設定を取り入れた力と言えるでしょう。
言葉通り、ラストの矛とグリードの盾が戦うことはなく、どちらの強度が強いのかは描かれないまま終わります。
ラストの強さ
人体に限らず鉄や岩も貫通する強さを見せたラストの矛。
作中でも最強の貫通力を持っており、アルも交戦した際はリザを身を挺して守るのがやっとというほどです。
しかし最終的にはマスタングとの戦いでラスト自身の強さが関係し敗北します。
矛の力は申し分なかったものの、自身の機動力や格闘能力はそれほど高くなかったであろうラスト。
マスタングの連続攻撃に賢者の石のエネルギーを使い果たして消滅します。
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索