鋼の錬金術師(2期)の結末のネタバレ~ラストの解説とクライマックスのあらすじ~




鋼の錬金術師(2期)の結末

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

鋼の錬金術師はアニメが1期と2期があり、
1期はアニメオリジナル展開。
2期は原作である漫画に忠実な展開で作られており、
1期と2期はストーリー上つながりのない別作品です。

そのため、
鋼の錬金術師のアニメ2期の結末が、原作に忠実な結末となります。

母親の人体練成に失敗し、兄は手足を、弟は身体を失くしたエルリック兄弟。

2人が元の身体を取り戻すために旅をするのが「鋼の錬金術師」の大筋のストーリー。

結末としては、
エドは右手を、アルは元の身体を取り戻すことに成功しますが、
エドはその代償として錬金術が使えなくなります。
さらにエドの足はオートメイルのままです。

しかし、錬金術が使えなくなるのは本人も納得の上である点、
足は自身の戒めおよび、ウィンリィにこれからも整備してもらえる点
から本人も納得の上。

全体としてはハッピーエンドで終わるのが「鋼の錬金術師」のクライマックスです。

以下、もう少し詳しく。


エドはどうやって身体を取り戻し、なぜ錬金術が使えなくなったのか?

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

身体を失った際、通常の錬金術では人体練成が不可能であることを悟ったエド。

そこで自分達の身体を取り戻すため、錬金術の力を増幅できる「賢者の石」を探すことになります。

しかしながら、
賢者の石は人の命を使って作られることを知ったエドとアル。

エド達は倫理観から、賢者の石を使わずに元の身体を取り戻す方法を考えます。

そして終盤。

エドを助けるために、
アルは自分の魂と引き換えにエドの右手を取り戻します。

錬金術を使うには、その人の中にある真理の扉を使います。

エドは自身の真理の扉を代価として、弟の魂と身体を取り戻します。

こういった経緯にて、
エドは右手は取り戻し足はオートメイルのまま。さらに錬金術は使えなくなる。
弟は身体を取り戻す。
という結末に至るわけです。


エルリック兄弟以外の結末

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

その他の結末ですが、
「お父様」でありラスボスであった「フラスコの中の小人ホムンクルス」は真理の扉に戻されます。
事実上消滅し、「ラスボスを倒した」という結末。

マスタング大佐はホムンクルスとの戦いの中で強制的な人体練成のために視力を失いますが、最終的には賢者の石の力で元に戻ります。

ハボックも同様で、下半身不随になりましたが、これも賢者の石の力で元に戻ります。

ホーエンハイムは戦いの後、自身の中の賢者の石が尽きて、トリシャの墓石の前で穏やかにその一生を終えます。


まとめ

以上のように、ハッピーエンドで終わる「鋼の錬金術師」。

先述の通り、右手は元に戻るものの、片足はオートメイル、錬金術が二度と使えなくなるというハンデは負ったものの、
エドは弟の身体を取り戻し、ウィンリィと結ばれハッピーエンド

さらに、
アルは元の身体を取り戻し、錬金術も使え(しかも手合わせ練成ができる)、シン国の皇女であるメイと親しい間柄になるという高スペック幕を閉じます。

まあ、鎧の身体として長年過ごし、本編終盤は魂が鎧から離れてしまうという恐怖感とも戦いながら旅をしたアルの努力が報われたというころでしょうか。人体練成もエドが言い出したことですし。

さらに、
マスタング大佐も身体は何一つ失わずに手合わせ練成ができるようになったという最強スペックのまま出世します。

このように、主人公のエド以上に客観的に見るとお得な結末をした人物がちらほらいる「鋼の錬金術師」。


その他の記事

鋼の錬金術師を初めてアニメで観るときの順番 人気漫画である「鋼の錬金術師」。 漫画・アニメ・映画(アニメ)・映画(実...
鋼の錬金術師の漫画およびアニメ2期において、 ホムンクルスのラースでありアメストリスの大総統、キング・ブラッドレイ。 彼はホムン...
前のページ 「鋼の錬金術師」1期と2期のホムンクルスの違い  「鋼の錬金術師」は漫画が原作の作品...
「鋼の錬金術師」はアニメが1期と2期があり、それぞれ展開が異なります。 今回は2期および原作の「グリード」についてです。 ...
【目次】 ・「鋼の錬金術師」アニメ1期と2期の違い ・1期と2期の主な違い ・まとめ ・その他の記事 「鋼の錬...



参考資料

テキストのコピーはできません。