アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
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南香乃の死因
SSSS.DYNAZENONの大きな謎の1つである香乃の死因。
第10話にて、香乃の死因は事故死であったことが判明します。
展開としては比較的穏やかな方向に落ち着いたと言えるでしょう。
以下、第1話から香乃の死因に関連するシーンおよび伏線を見ていきます。
香乃の死因の伏線
第1話「怪獣使いって、なに?」
第1話にて定期演奏会に誘ったにもかかわらず香乃が亡くなったことが判明。
また冒頭で生徒達が昔自殺した生徒がいるという噂話をしています。
かすかに自殺をほのめかす演出でもあります。
一方、香乃が持っていた知恵の輪は生命のシンボルでもあるアンクであり、死とは正反対のものです。
香乃について「死」と「生」という対極の描写が同時になされる第1話。
第4話「このときめきって、なに?」
香乃の死の詳細を調べる夢芽。
そして合唱部OGと話します。
親切そうな人ですが、後から見返すと(いじめとは言わないまでも)香乃をイジリ、香乃に疎外感を感じさせていた印象を夢芽は持ちます。
第6話「この切なさって、なに?」
OG達に話を聞く中で、香乃がいじめにあっていた疑惑が強まっていきます。
このように「SSSS.DYNAZENON」の前半においては香乃の死因は自殺というミスリードを誘う描写が多いです。
対して後半は「香乃は自殺ではなかった」という描写が目立っていきます。
第8話「揺れ動く気持ちって、なに?」
ボイスドラマでもありましたが、本編でも第8話にて夢芽が物を落としやすいという不注意さが描写されます。
第9話「重なる気持ちって、なに?」
そしてキーパーソンとなる双葉と会います。
双葉は意思のこもった視線で香乃の自殺を否定します。
さらに、不注意で知恵の輪を落とし、それを取ろうと自分も落下する夢芽。
南姉妹の不注意さが示唆されます。
双葉の発言と、南姉妹の物を落としやすい描写。
第8話時点で(明言はされないものの)香乃の死因が事故死であることがほぼ確定します。
第10話「思い残した記憶って、なに?」
そして第10話。
怪獣の力により過去に飛ばされ、本人の口から死ぬ気はなかったことを確認できる夢芽。
香乃と話す中で、双葉が香乃の死を悼んでいる気持ちや、自身のように不注意で水門から落下したのではという気づきが夢芽に芽生えます。
こうして夢芽自身も香乃の死因が事故死であることに心の整理ができます。
補足記事