実写ドラマ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ピンクの髪の生徒は誰?
実写ドラマ「女子高生の無駄づかい」。
最終回である第7話「バカ、留年するってよ-ハナクソJK最後の戦い」。
進級初日、バカは間違えて1年の教室に居座りワセダに2年の教室に連れ戻されます。
このとき登場するピンクの髪の色の生徒は誰なのでしょう?
明らかに意味がありそうな演出ですね。
この人物は、原作である漫画に登場する主要キャラの一人である「ヒメ」です。
「ヒメ」中村 詩子(なかむら うたこ)とは?
漫画を原作としアニメ・ドラマと映像化されている「女子高生の無駄づかい」。
そんな「女子高生の無駄づかい」の魅力の1つが個性豊かな女子高生達ですね。
で、その個性豊かな女子高生達といえばドラマでは
バカ・ヲタ・ロボ・ロリ・ヤマイ・マジメ・リリィ・マジョ
の8人がメインとなる演出になっています。
一方、これがアニメになるとマジョの妹である琥珀が加わり9人での演出が増えます。
そして原作の漫画では、
ストーリーの進行に伴い新キャラが追加されます。
具体的にはバカ達が2年になったときに登場します。
バカ達と同学年である「ノラ」と、
バカ達と1学年下の後輩にあたる「ヒメ」です。
ヒメは周囲からはおしゃれリーダーとして人気でありながら、すっぴんの自分には自信がない「裏表ガール」というキャラです。
ヒメとバカ
なぜヒメが掃除用具箱から出てきたかといえば、バカがヒメの席に座っていたためです。
ヒメが小学生の頃は太った体型と垢抜けない容姿、家が売れないラーメン屋である点からいじめられていました。
そんなヒメをいじめから助け、対等に話してくれたのが当時中学1年生だったバカでした。(バカは助けたという自覚はないのですが)
バカがヒメのラーメン屋に出入りし始めたのをきっかけに、父親のラーメンの腕前は上達します。
そしてヒメの父親はラーメン屋を別の場所に新規オープンするにまで至ります。
その様子から「人は変われる」と感じたヒメは、必死のダイエットとおしゃれの勉強により今の周囲からもてはやされる「ヒメ」になります。
ただ、父親が心機一転のスタートを考え新しいラーメン屋は別の場所に建てたため、ヒメはバカとは違う中学に通うことになります。
そのためヒメが今のおしゃれなヒメになったことをバカは知らないわけですね。
自分が変わるきっかけを与えてくれたバカをヒメは尊敬していますが、
変わってしまった自分と昔のように友達になってくれるかという不安もヒメにはあるわけですね。
そしてヒメはおしゃれであるため校則のゆるい高校に進学した経緯があり、バカと同じ高校であることは知らなかったわけです。
それなのに、
教室に入ってみれば自分の席にバカがいる。
ヒメとしては心の準備ができておらず思わず掃除用具箱に隠れたわけですね。
おわりに
このヒメとバカの話はアニメ化もされておらず、漫画のみの話なのですが、「女子高生の無駄づかい」の1、2を争う感動回です。
当時太っていたヒメはおしゃれこそ好きなものの、自分はなれないとゲームに逃げ込みます。
そんなヒメに対して、バカは(ゲームのキャラを着飾るのではなく)自分でやればいいのにといったことをバカは言います。
ヲタの漫画家の夢を否定しなかったときといい、バカはほんといい奴ですよね。
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