実写ドラマ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
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第6話「性教育はB(坊主)L(ラブ)で」レビュー
実写ドラマ「女子高生の無駄づかい」第6話「性教育はB(坊主)L(ラブ)で」。
友達が増え、生きることに前向きになるマジョ。
低所得Pの正体を知るヲタ。
どちらも漫画やアニメの感動回ですね。
ただやはり実写では端折りすぎてもったいない感じもします。
その一方で、
アニメにはなかったボウリングの回は実写でありながら「女子高生の無駄づかい」らしくておもしろかったですね。
あらすじ
“性の目覚め”のタイミングは人ぞれぞれである―。
自らの貧乳について、世の不平等を嘆くバカ(岡田結実)。一方、高校生にして未だ「赤ちゃんは、市役所に紙を出して受理されたら出来る」と信じるロリ(畑芽育)に衝撃を受けるリリィ(小林由依)は、急遽『ロリちゃん性教育対策本部』なるものを発足させることに。メンバーとして集められたマジメ(浅川梨奈)とヲタ(恒松祐里)は、ちょっとエロめなおススメ少女漫画をロリに貸すことで、遠回しに“性”について教えようと思いつく!あくる日、どうにか自然な流れでロリに漫画を貸すことに成功した3人。しかし家に帰ったヲタは衝撃的なミスに気づく。……なんとロリに渡したのは、少女漫画ではなく、親バレしないようにカバーを入れ替えていた“ガッチガチのボーイズラブ”だったのだ!しかも、割とハードな。
「女子高生の無駄づかい」(AbemaTV)より引用
各シーンの解説
アバン(ロリとリリィ)
冒頭はロリ&リリィ。
大人なリリィにいろいろと相談するロリ。
その中で、ロリの性に関する知識に危機感をリリィが感じます。
きょういく
ということでリリィがロリの性教育を提案。
何かと突っ走りがちなリリィをマジメが制御するのはおなじみの流れ。
そしてリリィのプレゼンのパネルが「いらすとや」w
銀魂などでもそうですが、
ギャグ作品でいらすとやをパロディで使う表現が増えましたね。
そこまで浸透しているいやすとやはほんとすごいw
そしてリリィのシルバニアファミリーを使った性教育。
肝心な部分をネジで表す点から、マジメの判断でボツに。
原作では、
ロリはマジョ達とシルバニアファミリー展に行くくらいシルバニアが好きです。
そのへんのネタも意識してるのかなと思うとさらにおもしろいなあと思うシーンです。
ひみつ
おなじみのヤマイ&ワセダ。
包帯ネタですね。
このへんは漫画やアニメに比べるとインパクト不足は否めないかなあと。
ろぼっこ「絶望のトライアングル」
ドラマ内小説では三角関係に。
ロボ、全然家事とか内職してなかったんですね。
ヲタ演じるお嬢が一方的に悪いというわけでもなさそうで。
うんめいのいたずら
前回は鈴木とバカでしたが、今回はアニメ同様に王道のバカ&ヤマイ。
写真を撮るワセダも健在です。
ぼうりんぐ
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第6話の中では、「ぼうりんぐ」が一番おもしろかったですね。
「女子高生の無駄づかい」らしさを不自然にならないように実写に落とし込めている印象です。
マジョが言ったことを勝手に下ネタと解釈するヲタ。
それをロボが突っ込んだかと思うとなにやら謎の装置。
いつもツッコミ役のヲタがオタク趣味から天然のボケをしてしまい、それをロボが突っ込む。
けれどロボも何か不自然な物を作ったり使ったりしている真っ最中で結局ロボもボケている。
というやりとりがおもしろいです。
また、ハイタッチのタイミングがずれているロボもシュールww
こみけ
そして明かされる低所得Pの正体。
ワセダが低所得Pであると知るヲタ。
このくだりはやはりドラマでは端折りすぎてもったいないですね。
原作の漫画と比べるとアニメでもかなりヲタの葛藤がコンパクトになっていたのですが、ドラマなさらにコンパクトに。
おわりに
コミュ障のマジョと、そんな姉を心配し世話を焼くこはく。
二人の絆は深く、こはくが死んだら自分も死のうを以前から考えていたというマジョ。
そんな生きることに執着していなかったマジョが、バカ達やロリと関係を深めていく中で、死ぬことに未練が残る、つまり生きたいと思うようになっていきます。
一方で、自分を離れていく姉を嬉しくも寂しくもあるこはく。
このあたりはほんといい話だなあと思います。
実写では細かいところがカットされていてもったいない気もするのですが、アニメでは話自体なかったので、今回映像化されてよかったなあと思います。
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