結婚生活を末永く幸せに送るにはどうしたらいいのでしょう?
さまざまな夫婦を観察し幸福な結婚生活を送るために必要な言動を研究したのがワシントン大学の心理学者ジョン・M・ゴットマンです。
今日は「幸せな結婚に必要な7つの原則」のうちの一つ、
「相手への思いやりを育てる方法」の続きです。
前回の記事:幸せな結婚に必要な7つの原則②‐②~あなたの○○が好き~
初心忘れるべからず。
二人が初めて出会った日の思い出を語り合うと愛情が再び深まるものです。
思い出話は何度話しても意外と尽きないものです。
何気ない時間に、以下の質問に二人で答えてみましょう。
・二人はどのように知り合ったか?
・相手の印象的だった点は?
・相手の第一印象は?
・初デートで最も記憶に残っていることは?
・結婚するまでのどのくらい付き合った?
・その期間、最も強く記憶に残っていることは?
・最も楽しかったことは?
・最も緊張したことは?
・二人で一緒にしたことは?
・どうして結婚しようと決心したのか?
・たくさんの人がいるこの世界で、彼(彼女)を結婚相手に選んだ理由は?
・決心は容易だったか?
・決心は困難であったか?
・結婚式のことを覚えている?
・結婚式はどんな様子だった?
・新婚旅行には行った?そのときのこと覚えてる?
・結婚生活1年目はどうだった?
・結婚を機に、自分自身を変える必要はあった?
・親になった感じは?
・親になってからの結婚生活は?
・夫婦にとって子供とは何なのか?
・これまでの結婚生活で一番楽しかったことは?
・二人にとって最良の時とは?
・二人の関係で良いときはどんなときだった?
・二人の関係で悪いときはどんなときだった?
・結婚生活で最も苦しいと感じたことは?
・どうして結婚生活を続けてこれたか?
・苦境をどのように乗り越えてきたか?
・二人で楽しんでいたことをやめてしまったことがあるか?
・どうしてやめてしまったのか?
思い出話のあとは、互いの結婚に対する考え方を再確認してみましょう。
・結婚生活がうまくいく夫婦とそうだない夫婦がいる。なぜだと思う?
・お互いが知っている夫婦で、うまくいっている夫婦は?
・その夫婦と自分達の違いは?
・お互いが知っている夫婦で、うまくいっていない夫婦は?
・その夫婦と自分達の違いは?
・互いの両親の結婚生活はどんな感じ?
・両親の結婚生活とあなたたちとの違いは?
・あなたたち夫婦の転換点は?
・夫婦関係が最も良かった時期はいつ?
・夫婦関係が最も悪かった時期はいつ?
・自分が一番楽しかった時期はいつ?
・パートナーが一番楽しかった時期はいつ?
・それらのときと今はどう違う?
ほとんどの夫婦は過去の楽しかった思い出を振り返ると愛情が深まるものです。
二人で思い出を語り合う時間を積極的に設けることで、二人の関係は良好に続きます。
関連記事:結婚生活がうまくいくための7つの方法
【参考文献】
ジョン・M・ゴットマン『結婚生活を成功させる七つの原則』第三文明社、2007年