どのような生活を送れば、結婚生活を幸せに続けることができるのでしょう?
長く幸福な結婚生活について研究したのがワシントン大学の心理学者、ジョン・M・ゴットマンです。
ゴットマン氏は結婚がうまくいっている夫婦やそうでない夫婦を数多く観察しその言動を分析しました。
その結果、彼は夫婦の言動を5分間観察することでその夫婦が今後うまくやっていけるか否かを90%以上の確率で予測することを可能にしたそうです。
彼は、結婚生活を長く幸福に送るには以下の7つのことが必要と述べています。
今日はゴットマン氏が提唱する結婚生活がうまくいくための7つの方法を紹介します。
当然と言えば当然ですが、パートナーのことをよく知ることは大切です。
しかしこれが意外とできていない夫婦が多いのです。
相手の好きな食べ物は?
相手の好きな映画は?
学生時代一番の思い出は?
いま一番欲しいものは?
高校時代の一番の友達は?
意外と答えようとすると自信がない。
互いの趣味嗜好を話す機会を積極的に作る機会が大切です。
もっと詳しく:幸せな結婚に必要な7つの原則①~互いを知るための愛情地図~
「言わなくてもわかる」は禁物。
感謝の気持ちは言葉にすることが大切です。
日常を共に過ごす大切なパートナーだからこそ、何気ないことも言葉にすることが大切なのです。
もっと詳しく:幸せな結婚に必要な7つの原則②‐①~相手へ感謝できているか?~
本当は夫の飲み会が多いと思うけれど、気分を悪くさせたくないから言わない。
子供のことがついつい妻にまかせっきり。
家族のこと、夫婦のこと、パートナーのこと。見ないふりをしてはいけません。相手ときちんと話すことが大切です。
もっと詳しく:幸せな結婚の7原則③-①~相手と向き合う~
夫が妻の意見を聞き入れない夫婦はそうでない夫婦より4倍も離婚率が高いそうです。
相手の意見を安易に否定するのではなく、しっかりと考えを聞いて尊重する姿勢は大切です。
夫婦の問題にどちらかしか力を尽くさないのではなく、二人で取り組むことが大切です。
そこで夫婦が敵対するか、共感して一緒に取り組めるかが大きなポイントです。
パートナーの夢を知っていますか?夢について語り合ったことがありますか?
夫婦は楽しいことも辛いこともあります。
困難な時に手を取り合う姿勢を忘れていはいけません。
結婚してよかったことや思うことを話したりしますか?
人生について語り合う機会を持つことは大切です。
【参考文献】
ジョン・M・ゴットマン『結婚生活を成功させる七つの原則』第三文明社、2007年