アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
荷電粒子砲とは？
ゾイドワイルド ZERO 第25話「荷電粒子砲の脅威！」（あにてれ）より引用
荷電粒子砲とは
粒子を亜光速まで加速させて発射する兵器のことです。
現実世界では、
荷電粒子砲は理論としてはできるけれど実用化できていない兵器です。
そのため位置付けとしては
アニメやSF作品に登場する架空の兵器になります。
「荷電粒子砲」自体はゾイド作品固有の用語というわけではありません。
他のアニメやSF作品でも登場する比較的ポピュラーな兵器・技術ではあります。
そんな荷電粒子砲ですが、
ゾイドの世界では最強の兵器の１つとして位置付けられる作品上象徴的な兵器です。
現実における荷電粒子砲
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒！」（あにてれ）より引用
荷電粒子砲は粒子を亜光速まで加速させて発射します。
現実世界で、
水を勢いよく噴射し鉄を切る
「ウォーターカッター」という技術があります。
物質を加速させて発射させるというのは、
非常に威力が増すわけですね。
荷電粒子砲では
亜高速、つまり光の速さに近い速さまで加速します。
ここまでのスピードをどうやって出すかと言えば、
金属粒子などにより電磁気を利用します。
レールガンのように磁力の力で加速させるわけですね。
荷電粒子砲が理論的には可能ですが
現実世界で実用化が難しい理由は３つあります。
１つは加速器の小型化が非常に難しいことです。
もう１つはエネルギー(電力)を非常に要すること。
最後は荷電粒子は磁場の影響を受けやすいので、
まっすぐ飛ばすことが難しいことです。
こういった理由から、
荷電粒子砲は空想の兵器になっています。
ゾイドの世界における荷電粒子砲
ゾイドワイルド ZERO 第25話「荷電粒子砲の脅威！」（あにてれ）より引用
フィクション作品では、
架空の兵器を使う場合はその作品なりの理由や仕組みがあるものです。
ゾイドシリーズは比較的、
空想を現実っぽくするための裏設定のようなものはそこまで厳密ではありません。
そんなゾイドですが、
ゾイドの世界では金属生命体が活動できるくらい大気中の金属物質が多いという設定があります。
こういった背景により荷電粒子砲が兵器として成り立っているようです。
ゾイドの世界においては
どのシリーズにおいても荷電粒子砲は最強の兵器の１つとされています。
粒子が高速でぶつかるので、
荷電粒子砲を受けた相手は原始レベルにまで装甲が分解されしまうとされています。
シリーズ全体を見ても
荷電粒子砲は主にティラノサウルス型ゾイドに装備されていることが多いです。
また、
ゾイドシリーズにおいて荷電粒子砲は小型の物もあり、威力は様々です。
おわりに
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒！」（あにてれ）より引用
シリーズ全体で見ると、
ティラノサウルスの口から発射する印象が強いゾイドの荷電粒子砲。
しかし細かく見ると機体ごとにスタイルが微妙に異なる点もおもしろいです。
オメガレックスの場合は
側面の収束シールドを使用している点が特徴です。
先ほど書いた通り
荷電粒子砲は本来まっすぐ飛ばす方向制御が難しい技術です。
そのため
オメガレックスのように
荷電粒子を収束・制御する装備があるのはリアル寄りでいいなあと思います。
その他の記事
参考資料
