初代アニメである「ゾイド -ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ウィンドコロニーのおばさん
初代アニメ「ゾイド-ZOIDS-」の第2話に登場した「おばさん」。
バンの故郷であるウィンドコロニーの村人であり、バンの父「ダン・フライハイト」が村を守るために命を懸けた経緯も知っています。
このためバンやマリア(バンの姉)に対しても理解がある人物です。
固有名詞のない典型的な脇役ではありますが、バンやマリアの村での立ち位置はこのおばさんの言動から垣間見ることができます。
このため非常に象徴的なキャラクターの1人であると思います。
解説
バンとマリアの良き理解者
ダメダメ。
あのときあんたがこのゾイドを持ってることは、村のみんなは知らなかった。
知らないふりすればできるものを、あんたの姉さんは、村を救うために出ていったんだ。
その上あんたまで危険な目に遭わせられないよ。
村を助けてくれたお父さんのこともあるしね。【ゾイド公式】 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』 第2話「謎の美少女フィーネ」(タカラトミー公式ホビーチャンネル)(youtube)より引用
盗賊団「デザルト・アルコバレーノ」に捕らわれたマリアとマリアを助けに行こうとするバンに対して。
マリアの真意を深いところまで察する様子から、フライハイト姉弟の良き理解者であると言えるおばさん。
他の村人もおおむね同じスタンスであり、マリアとバンが周囲の人間関係に恵まれていることがわかります。
おばさんに対するフィーネの印象
あのときのおばさん、なんだかバンのお姉さんと同じ感じがしたから。
私を抱いてくれたお姉さんと同じ感じがしたから。(中略)
さっきおばさんと約束したから。
約束は守るものだって言ってた。【ゾイド公式】 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』 第2話「謎の美少女フィーネ」(タカラトミー公式ホビーチャンネル)(youtube)より引用
おばさんがバンを諭していた際、おばさんじっと見ていたフィーネは、マリアに通ずるものを感じます。
フィーネが盗賊団に襲われて記憶喪失になったと勘違いしていたとはいえ、フィーネを優しく抱きしめてくれたマリア。
おばさんはバンとマリアに両親がいないことはもちろん知っており、フィーネは「傷ついた人を温かく受け止める優しさ」にマリアとおばさんの共通点を感じたのかもしれません。
本編解説