メディアライブラリの不具合
各々の環境にもよるでしょうが、
WordPress(ワードプレス)においてメディアライブラリの表示機能がおかしくなることがあります。
具体的にはスクロールができなくなる表示のバグのような状態です。
画像をさかのぼって調べることができず、投稿画面でも同様であるため選択できない画像が生じてしまいます。
これらについての対応方法を考えていきます。
解説
メディア表示の不具合の考えられる原因
- テーマの不具合
- プラグインの相性の問題
- サーバー環境やphpのバージョンの問題
- ワードプレスのバージョンの問題
- その他、各々の独自カスタマイズの原因
不具合の原因としては上記のようなものが予想されます。
この中のどれが該当するかは個々の環境によるでしょう。
これらが単一ではなく複合しているケースも考えられます。
一例としては、ワードプレスのバージョンを5.8にバージョンアップした際、環境によってはメディアライブラリの表示がおかしくなることがあります。
対応方法
原因を特定してその部分を取り除くのが積極的な改善方法なのでしょうが、プラグインにせよバージョンの相性にせよこれらを検証するのがなかなか骨の折れる作業です。
とりあえず早急に元のメディアライブラリの使い勝手を取り戻したい場合は、「前の状態に戻す」というのも応急処置としてアリかと思います。
プラグインなら追加した物をはずす、テーマなら元に戻す、phpならサーバー設定で元のバージョンに戻すなどです。
そして、ワードプレスのバージョンを元に戻す(ダウングレード)場合は、FTPで直接操作するかプラグインを使う方法があります。
WordPressのダウングレード
ワードプレスをダウングレードする場合、FTPで操作することになりますが、ハードルが高いと思う人もいるでしょう。
そういった場合、プラグインを使うとより簡単にダウングレードできます。
「WP Downgrade」というプラグインを使うとワードプレスを任意のバージョンにダウングレードすることができます。
※もちろんバージョンを扱う作業なのでバックアップは取っておいたほうが安全です。
おわりに
「WP Downgrade」はワードプレスのダウングレード界隈では有名なプラグインなので、使い方もネットに多く出回っており情報が手に入りやすいです。
操作も簡単なので手順を丁寧に行えば失敗も少ないでしょう。
今回はメディアライブラリの不具合を例に挙げました。
いずれの不具合においてもバージョンを古いままにするのは長期的には得策ではありませんが、急なトラブルに対して早急な改善が難しい場合は一つの選択してダウングレードがあると心強いのではと思います。