1. ビタミンCと健康
ビタミンCは欠乏すると壊血病のリスクがあります。
ビタミンCは少しくらい過剰摂取しても、余分な分は尿などから排出されます。
しかしながらあまりにも大量に摂取すれば人によっては下痢などを起こす場合もあります。
適切なビタミンCの摂取は老化を防ぐ効果があると考えられています。
以下、これらの根拠を。
2. ビタミンCが欠乏すると?
厚生労働省が管理する「総合医療」情報発信サイトによると、
ビタミンCの欠乏は壊血病の発症を示唆しています。
具体的には、
ビタミンCの摂取量が1日10mg未満だと壊血病の発症リスクがあります。
しかしながら、現代人の多くはある程度のビタミンCを摂取できており、欠乏による壊血病は比較的少ないようです。
3. ビタミンCを摂ることで
日本老年医学会によると、
ビタミンCが長期的に不足していたマウスはそうでなかったマウスより寿命が短かったそうです。
これをそのまま人間に当てはめることはできないでしょうが、少なくともビタミンCは加齢性疾患の発症および進行に抑制的に働くと考えられます。
これはビタミンCに酸化防止作用があることに起因します。
4. まとめ
ビタミンCには酸化防止作用があり、適切な摂取は老化防止の効果が考えられます。
厚生労働省によると、
ビタミンCの1日の摂取量は年齢や性別にによって異なりますが、おおむね100mgが目安です。
しかしながらこの量は欠乏症を避けるための、ある意味最低限の量でしかありません。
より健康を目的とするのであれば、もう少し多くのビタミンCが必要となります。
日本老年医学会によると、
1日に約500~1000mg摂取すればビタミンCの抗酸化作用が期待できると考えられています。
ビタミンCはサプリメントでも摂取できますが、どのような形式のものが有効かは研究途中であるため、やはり食物から摂るのが望ましいでしょう。
ビタミンCを多く含む食品としては、
・柑橘類
・イチゴ、メロン、キウイ
・ピーマン、ブロッコリー、トマト
・焼いたじゃがいも
などがあります。
5. その他の記事
6. 参考資料
『ビタミン C の抗老化作用について』(J-STAGE)2018年8月30日検索
『ビタミン C』(厚生労働省)2018年8月30日検索
『ビタミンC Vitamin C』(「総合医療」情報発信サイト)2018年8月30日検索