「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
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映画「グリッドマンユニバース」の伏線・小ネタ
映画「グリッドマンユニバース」は伏線や小ネタが非常に多い作品です。
その豊富さは1回観ただけでは拾いきれないほどですが、大きくは3つの種類に分類されます。
- 原作「電光超人グリッドマン」を踏まえたネタ
- 前作「SSSS.GRIDMAN」「SSSS.DYNAZENON」から引き継ぐ伏線・小ネタ
- 本作内で張られ回収される伏線
映画「グリッドマンユニバース」の伏線や小ネタについて、主要なものをいくつか挙げていきます。
解説
TRIGGERのロゴ
冒頭、製作会社を示す「TRIGGER」のロゴからのぞき込む目。
現実世界のアカネがすでに世界の異変に気付いていることを示唆しています。
裕太達が描いたグリッドマンの絵
ピンク髪のモブの女性
裕太達の学校で度々登場するピンクの髪の女子高生。
モブとしてはやや目立つというか、完成されたキャラクターデザイン。
映画「グリッドマンユニバース」は新キャラとしてこのピンク髪の女性を主軸とした物語が考案されていましたが最終的にはボツ案になります。
このピンク髪の女性がモブとして登場するのはその名残です。
度々登場する幽霊のような影
六花の兄の家の前や、裕太の家の風呂場、公園などで裕太が目撃した幽霊のような影。
それ以外のシーンでも学校などで度々登場します。
世界の異変を伝えるため、別空間から干渉していたアンチ達。
鼻血を出す裕太
バレーボールが当たり鼻血を出す裕太。
保健室で手当てを受けますが、本人は痛みが特になかった様子。
強がりではなく痛覚を感じておらず、世界のカオス化がすでに進行していたことを示しています。
グリッドマンユニバースにおいて「冒頭からすでに世界のカオス化(異常事態)は始まっていた」という要素は重要で、これが様々な伏線・小ネタにつながっています。
涙を流す裕太
約束と、愛と……
怪獣使いの素質がある蓬
カオス化した日常の中でアレクシス・ケリヴが登場し驚く裕太。
この際に蓬も違和感を示しており、世界の異変を察知できていたことがうかがえます。
怪獣使いの素質が、映画での蓬の活躍のポイントになっていきます。
裕太を送るバイクに乗った青年
アンチ(ナイト)とアカネ
映画にて再び対話するアンチ(ナイト)とアカネ。
ナイトはアカネに生み出してくれたことの感謝をはっきりと伝えます。
「SSSS.GRIDMAN」では自分の生きる意味を見出すところまでは辿り着いたアンチですが、自分を「失敗作」と言うアカネとの関係性については言及せずに終わります。
これはアカネもの方も同様で、最初は失敗作と拒絶していたアンチを最終話で淡く受け入れつつも、(アレクシス・ケリヴの介入により)しっかりとした対話ができないまま別れることとなります。
グリッドマンユニバースでのナイトとアカネの対話は、(「SSSS.GRIDMAN」で描ききれなかった)お互いの関係性の着地点を描いていると言えるでしょう。
六花とアカネ
ボイスドラマ 一覧
参考資料