定時で帰らないことのデメリット。サービス残業のデメリット

誰しも定時で帰りたいものですね。
できれば残業はしたくない。

残業代が出ればまだいいほうです。
世の中には、特に日本には、給料が出ないのに労働時間外に仕事をするサービス残業というものがあります。

サービス残業のデメリットを考えます。


仕事前と仕事終わりの15分


日本は始業時間前にオフィスの掃除をしたり事務作業をする習慣がありますね。
終業後だけでなく、始業前仕事をするのも結局はサービス残業です。

例えばあなたが仕事前15分、仕事後に15分仕事をしていたとしましょう。
あなたは1日30分残業をしているわけです。

週に2日休みがあって週5日働くとします。
だからおおよそ1か月で20日働くとしたら、
20日×30分=10時間。

日本の基本の労働時間は1日8時間です。

仕事前と仕事終わりにそれぞれ15分残業しただけで、
あなたは1か月で10時間残業したことになり、
それはつまり休日に無給で出勤したこととほぼ一緒なのです。

1日30分残業しただけでこれです。
たくさんのサービス残業がいかにあなたの人生の時間を奪っていることでしょう。


スキルが増えるか増えないか


仕事をすることであなたの経験やスキルは増え、それによりあなたはよりお金を稼げるようになったり幸せになれたりします。

けれど会社に勤めているとそういう「自分のスキルが増える仕事」ばかりじゃありません。
会社に勤めているとどうしても「生産性がない仕事」に付き合わされることもあります。

あなたが残業してやっていることが、「自分のスキルを増やすこと」ならまだマシです。

けれど残業して「生産性がないこと」をやっていたら、あなたは自分の人生を会社に奪われています。

その時間で得られたチャンス、スキル、時間。
様々なものをあなたは失っています。
その失ったものはすぐには影響しません。

今の無駄な残業は、5年後10年後のあなたの人生に影響します。


健康


1日あたり4時間の残業が過労死の目安とされています。

残業は健康にも影響を与えます。
言わずもがな、健康を害すれば収入が減り、収入が減れば無理をして働くことが増え、また健康に影響が出るという悪循環を生みます。

健康というのは先行投資で、健康でなければできないことがたくさんあります。

失ってからでは遅いのです。


人間関係を保つ方法は他にもいっぱいある


残業しないで一人だけ定時で帰ると、周りから嫌われるのではと不安に思う人もいるでしょう。

人間関係を良好に保ちたいと思うことは自然なことです。

けれど、
人間関係を保つための手段を「周りに合わせて残業をする」という手段にするなら、あなたは一生残業をしないといけません。

人間関係を保つ方法は他にもいっぱいあります。
「周りに合わせて残業をする」だけが唯一の人に好かれる方法ではないはずです。

いつも定時で帰る人はそれがキャラになって周りも気にしなくなります。
いつも残業する人はたまに定時で帰ると目立ちます。

あなたが残業を「人に嫌われない方法」に選んでしまった瞬間に、
あなたは「定時で帰ること」を「人に嫌われる方法」にしてしまったのはあなた自身であるとも考えられます。


まとめ


サービス残業をするとあなたの時間は失われます。
時間が失われると、勉強であったり余暇だったりの「あなたが人生を豊かにするための機会」が失われます。
時間が失われ、豊かさがなくなれば、人は健康を害する場合もあります。

周りがしているなら、
サービス残業をやめることは怖いかもしれません。

けれど、人間関係はあなたが何をしてもなんとかなるっちゃなるものです。

あなたは仕事をして、その対価としてお金をもらっています。
あなたの人生において仕事というのがごく一部。

所詮は仕事。所詮は仕事場での人間関係と軽く考えるくらいがちょうどいいかもしれません。
その気楽さが、良い仕事や良い人間関係を生むことだってあるのですから。



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