「言の葉の庭」レビュー~見どころ解説と考察~

「言の葉の庭」のライト(light)なレビューです。

ネタバレも含みますのでご了承ください。



「言の葉の庭」レビュー

新海誠監督のアニメーション映画「言の葉の庭」を観ました。

個人的には、
1:すごく悪い
2:悪い
3:普通
4:良い
5:すごく良い
の5段階評価だと、

「言の葉の庭」は「3.5」かなぁと思います。

「言の葉の庭」の個人的な評価を押し上げた要素の1つとして「絵の綺麗さ」があるのですが、

「絵の綺麗さ」については同じ新海誠監督作品の「君の名は。」よりも「言の葉の庭」のほうが好きです。

ストーリーについては1回ふわっと観るとおもしろくて、よくよく見るとちょっと冷めてしまうって感じかなと。


「言の葉の庭」とは?(あらすじ)

高校生活よりも靴職人になることに夢中の主人公。

彼は雨の日の朝の授業はサボって庭園で靴の勉強をするという自分ルールを課していた。

そんなある日、庭園で昼間からビールを飲む女性と出会う。

主人公と女性は何度か会ううちに打ち解けていくが、

実は女性は主人公の学校の教師で、生徒とのトラブルから学校に来れなくなっていた。


見どころ解説や考察

ストーリー性

「言の葉の庭」は個人的には1回ふわっと観るとおもしろくて、よくよく見るとちょっと冷めてしまうって感じです。

故におもしろいはおもしろいのですが、すごく感情移入したりのめり込んだりはできないかなあと。

この理由は後述します。

作画

個人的に「言の葉の庭」の一番の評価は絵の綺麗さですね。

雨の描写とかほんと綺麗。
こういう雰囲気好き。

新海誠作品としての位置づけ

「新海誠の作品は一般受けしにくい」というのはけっこう言われてますね。

そんな新海誠監督が初めてと言っていいほど「大衆向け」に作ったのが「君の名は。」。

「言の葉の庭」はそれ以前の作品なので、よく言えば新海誠監督の作風がよく出ていて、悪く言えば大衆受けしにくそう。

このへんは同意です。

登場人物の未熟さ

先述の通り、個人的には
「言の葉の庭」は1回ふわっと観るとおもしろくて、よくよく考えると冷めてしまうって感じです。

これはなぜかと言うと、
登場人物達がみんな思慮に欠ける。
要するに年相応に未熟でツッコミどころがある。

そういう人間味がいいという人もいるでしょうが、個人的にはそれがストーリーのツッコミどころを作っててなんか冷めてしまうんですよね。

ちなみにこのへんの人物設定は新海監督は意図的にやっている節があるので、そういう点も「言の葉の庭」の魅力と考えるのが正当ではあるのでしょう。

関連記事:「言の葉の庭」レビュー(批判編)~そろいもそろってみんなダメ~


まとめ

そんな感じで個人的にはストーリーにのめり込むというよりは雰囲気を楽しむ映画かなあという印象。

エンディング曲である秦基博さんの「Rain」もいい感じ。

ちなみに、ユキノは「君の名は。」の方にも出ていますね。


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