アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
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呪術廻戦 第1クールの七海建人
十劃呪法(とおかくじゅほう)、
瓦落瓦落(がらがら)!!呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
たくさんの魅力的な人物がいる呪術廻戦ですが、
個人的には第1クールは七海が一番かっこよかったなあと思います。
一級ということで特級の五条には及ばないですが、実力者である七海。
特級である真人と奮戦したり、どこまでも大人な言動が非常に魅力的です。
七海の名言集と解説(第1クール)
第9話「幼魚と逆罰」
褒めも貶しもしませんよ。
事実に即し、己を律する。
それが私です。
社会も同様であると勘違いしていた時期もありましたが。
その話はいいでしょう。呪術廻戦 第9話「幼魚と逆罰」(GYAO!)より引用
主に「幼魚と逆罰」編から登場の七海。
私はこの人を信用しているし信頼している。
でも尊敬はしてません!呪術廻戦 第9話「幼魚と逆罰」(GYAO!)より引用
言動や見た目は七海のほうが落ち着いていますが、七海は五条の後輩にあたります。
七海「舐める舐めないの話ではありません。
私は大人で君は子供。
私には君を自分より優先する義務があります」虎杖「ガキ扱いなら、舐められたほうがよかったよ」
七海「君はいくつか死線を越えてきた。
でもそれで大人になったわけじゃない。
枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの総菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の積み重ねが、人を大人にするのです」呪術廻戦 第9話「幼魚と逆罰」(GYAO!)より引用
惣菜パンのくだりはギャグっぽいですが、七海の過去に関わるある意味で重要な要素です。
この子は他人のために本気で怒れるのだな。
呪術廻戦 第9話「幼魚と逆罰」(GYAO!)より引用
人の命を弄ぶ犯人に怒りを表す虎杖。
このあたりから、七海の虎杖に対する評価が変わってきます。
第11話「固陋蠢愚」
ダメです。
知っての通り、例のつぎはぎの呪霊は改造した人間を使う。どうしようもない人間というのは存在します。
この仕事をしてる限り、君もいつか人を殺さなければいけないときがくる。
でもそれは今ではない。理解してください。
子供であるということは、決して罪ではない。呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
任務に同行したい虎杖に対し、どこまでも大人な七海がカッコイイです。
第13話「また明日」
真人「今度は泣いちゃうかな?
現実と理想のすり合わせができていないバカなガキは」七海「それは違います。
彼は今まさにそのすり合わせの真っ最中。
どちらかと言えば、バカはあなたです」呪術廻戦 第13話「また明日」(GYAO!)より引用
異形にされた人間は元に戻れず自然死すること。
その苦しみから死を求めている個体もいること。
そういった背景を目の当たりにし、ついに人を殺める虎杖。
なんだかんだいって主人公に関しては人を殺めない少年漫画が多いので、呪術廻戦の展開はけっこう大人向けだなあと思います。
私の仕事は、お金持ちの人からお金を預かって、その人をよりお金持ちにする。だいたいそんな感じです。
正直私がいなくても誰も困りません。
パン屋がないとパンを食べたい人が困りますよね。でも、なぜかそういう、人間のサイクルをはずれた、私のような仕事のほうが金払いがよかったりする。
冷静に考えるとおかしな話ですよね。呪術廻戦 第13話「また明日」(GYAO!)より引用
脱サラ呪術師である七海。
元は呪術師にならず証券会社に務めたサラリーマンでした。
お金を求め仕事漬けの毎日の中、惣菜パンを買う七海。
日々の生活の中で、やりがいや人の感謝について考える七海。
真人「(領域展開をできたので)君に感謝を」
七海「必要ありません。
それはもう大勢の方にいただきました。
悔いはない」呪術廻戦 第13話「また明日」(GYAO!)より引用
死際に思い浮かぶのが、パン屋の女性をはじめ他者からの感謝である七海。
この直後、虎杖が領域内に侵入することで一命を取り留めます。
虎杖「でも、自分で引き金を引いてわかんなくなったんだ。
正しい死って何?」七海「そんなこと私にだってわかりませんよ。
善人が安らかに、悪人が罰を受け死ぬことが正しいとしても、世の中の多くの人は善人でも悪人でもない。
死は万人の終着ですが、同じ死は存在しない。
それらを全て正しく導くというのはきっと苦しい。
私はおすすめしません。などと言っても、君はやるんでしょうね。
死なない程度にしてくださいよ。今日君がいなければ私が死んでいたように、君を必要とする人がこれから大勢現れる。
虎杖君はもう、呪術師なんですから。」呪術廻戦 第13話「また明日」(GYAO!)より引用
わからないことはわからないと答えたり、
「死なない程度に」と諭したり。
やっぱり大人な七海の言葉。
七海カッコイイ。
補足記事
参考資料