実写ドラマ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
実写とアニメの「バカ(田中)」
「女子高生の無駄づかい」は漫画を原作としてアニメ化・ドラマ化されたコンテンツですね。
主人公のバカ(田中)は登場人物達の中でも描きづらい・演じづらいキャラクターですよね。
バカは「馬鹿だけどいい奴」という枠で動くわけですが、一歩間違えると「単に嫌な奴」や「哀れな奴」になるわけで。
さらに実写の場合は、演じる女優さんの容姿が良すぎても悪すぎてもバカのキャラが活かせませんよね。
キャストの岡田結実さんはそういう意味では容姿が良すぎるかなあという気がします。
ただ演技はバカらしく振り切ってて、視聴者としては楽しく見れるのかなあと。
「バカ」 田中 望(たなか のぞむ)とは?
「バカだけど純粋で、その純粋さに周りが救われる」というのが物語におけるバカの1つの立ち位置なのかなと思います。
バカの魅力はアニメでは第6話、ドラマでは第3話のマジョの登場のときが印象的です。
コミュ障で偏った趣味を持つマジョに、気さくに接することができるバカ。
実写とアニメの比較
実写とアニメを比べると、パーツとしては髪型が一番再現できてるなあと思います。
他のキャラ達がサラサラの綺麗な髪の作画であるのに対して、バカの髪はのっぺりとした外ハネのショートカット。
ドラマでもそんな素朴(?)な髪型のバカ。
しかし女優さん自身の容姿はいいので、
ドラマ第1話の自分の容姿を「中の下」、ロボ達にそれ未満とつっこまれるあたりのやりとりは微妙ですね。
外見がパッとしないことに対する自虐ネタが、実写化に伴いちょっときつい気がします。
尺の関係で構成は異なりますが、基本のストーリーは原作に忠実な「女子高生の無駄づかい」。
実写でもバカは原作のバカですね。
ただ、実写のバカのほうがアニメのバカより声の調子や表情が「まとも」な感じがしますね。
ドラマ第3話で、友達になった翌日にマジョが登校していないことに心配そうな表情をしたり。
ここはアニメでは、バカはマジョが来ることを疑っておらず呑気に構えていました。
この楽観的というか人を信じて疑わない姿勢がバカの魅力かなと思うので、ドラマのバカはもっとバカでいいのになあと。
おわりに
構成が巧みでおもしろかった「女子高生の無駄づかい」のアニメ。
ですが12話という比較的話数が短いのは寂しい限り。
なのでドラマ化で関連コンテンツが増えるのはうれしいなあと。
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