アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
最強の盾とは?
「鋼の錬金術師」において、グリードの硬化能力は「最強の盾」と表現され、作中最強クラスの防御力を誇ります。
身体の炭素成分の結合度合いを変え、おそらくダイヤモンド相当の硬さへの変化できるグリード。
硬化した爪はそれ単独でも相手を攻撃できるため、攻防一体の技とも言えます。
このためメタ的には扱いにくいのか、「全身硬化はブ男になるから使いたくない」という微妙な限定条件でグリードは何かと敗北します。
解説
最強の盾の元ネタ
つじつまが合わないことを指す言葉である「矛盾」。
「なんでも付き通す矛」と「なんでも防ぐことができる盾」が同時に存在しえないことを指摘する漢文が語源となっています。
グリードの硬化能力は「最強の盾」、ラストの爪は「最強の矛」と作中で表現され、両者はまさに矛盾の設定を取り入れた力と言えるでしょう。
ただし戦闘を通してエドが「炭素にて硬化させている」と見抜いたため、それを錬金術で分解することによって対抗策は見出されます。
このため錬金術師が相手の場合は、必ずしも最強の盾になり得ない状況となります。
グリードの矛盾
それでも盾自体の強度は文字通り最強で、作中では一度も物理攻撃では破壊されなかったグリードの硬化能力。
ゆえにブラッドレイ戦ではなぜ全身硬化しなかったんだという疑問は残りますが。
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索