アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
ヒューズは何に気づいたのか?
マース・ヒューズ中佐は口封じのような形でホムンクルス達によって殺害されます。
このときヒューズが具体的に何をどこまで知ったからは語られることなく物語は進みますが、文脈を察するに、
ヒューズは軍が賢者の石製造のために国民の命を犠牲にしようとしている可能性に気づき、軍自体が黒であることを見抜いていたと考えられます。
解説
ホムンクルスの企み
- キング・ブラッドレイ指示の下、ホムンクルスの息のかかった軍を使って各地で戦争を起こす
- 戦争によって失われた命を使って血の紋を刻む
- 国土全体を使った錬成陣、国土錬成陣でアメストリス国民の命を使った錬成を行う
- これによりお父様が神(太陽)の真理の扉を手に入れる
ホムンクルスの狙いはおおむね上記のようになります。
このように、国土錬成陣およびアメストリス国民全員の命を犠牲にした賢者の石は、お父様が太陽の真理の扉(神のごとき膨大な情報量)を手に入れ内包を維持するためのエネルギーと言えます。
ヒューズの気づき
お父様の存在はこの時点ではほぼ情報量がないので知る術はないので、
ヒューズがラスト達に狙われる時点で気づいたことは、おそらく国土錬成陣の存在までと考えられます。
この時点でヒューズは第五研究所から帰ってきたエドと情報交換をしているので、賢者の石の材料が生きた人間の命であること、ホムンクルスが関わっていることを知っています。
そしてヒューズは各地で行われている戦争の位置に規則性があり、それが錬成陣の形となっていることに気づきます。
ヒューズは軍が意図的に戦争を行い賢者の石の製造を企んでいること、その規模はアメストリス国全体に及ぶ可能性があることを結論付けます。
当然軍の企みや国土錬成陣の存在が知られればホムンクルス側としては都合が悪いため、ヒューズは狙われることになります。
この時点でヒューズが軍上層部も黒である可能性を見出していましたが、具体的に誰が黒で誰がそうでないのか判断材料が不足していたため、外の公衆電話でマスタングと連絡を取ろうとします。
結果としてはこれが人目に付かない場所でエンヴィーと対峙することにつながり、深手を負ったヒューズはエンヴィーの策略もあり殺害されてしまいます。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索