アニメ「鋼の錬金術師」について一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
キンブリーの1期と2期の違い
キンブリーは1期では爆弾狂としての側面のみが強く描かれ、2期ではサイコパスですが一貫した信念を持つキャラクターとして描かれます。
アニメオリジナル展開の1期では人を爆弾に変える快楽殺人者としての言動が描かれながら、スカーとの戦闘にて死亡します。
原作準拠の2期では独自の美学を持ちながらホムンクルス側につき、戦闘の中でプライドに吸収されます。
解説
設定の違い
1期と2期では言動や活躍だけでなく、キャラクターデザインも異なります。
1期では髪形や服の着こなしが異なり、どちらかというとラフな印象を受けます。
一方2期ではスーツを着こなし言葉遣いも紳士的です。
また、1期では人体を爆弾に変える錬金術を、2期では周囲を爆発させる錬金術を多用します。
これは1期と2期では錬金術の設定が微妙に異なっているためです。
1期では体の一部を錬成するのは可能ですが、2期では人体錬成に該当するため不可能な技となっています。
本編での活躍や出番の違い
イシュヴァール殲滅戦で賢者の石を使い活躍、その後に上官も含めて殺害し投獄という経歴は1期も2期もおおむね同じです。
しかし1期では騒動の中で自身で脱獄、2期ではエンヴィー達が再び自身らに協力させるため釈放させます。
このため1期では快楽殺人を行うためにふわふわと所属を変えていきます。
具体的にはグリードについたりアーチャーについたりと裏切り行為を行います。
2期ではホムンクルス側につき、自身の錬金術を使いながら任務を楽しみます。
結末の違い
1期のキンブリーはスカーとアルとの戦闘の中で命を落とします。
その際にスカーの腕やアルを爆弾に錬成し、これが間接的にスカーが死にアルが賢者の石になるきっかけとなります。
このように1期では主要人物達に後味の悪い結果を残す快楽殺人者としての出番が見られます。
一方2期では戦いの中で致命傷を負い、その後にプライドに吸収されてしまいます。
そしてプライドとエドの戦闘の際、美学のない行動をとったプライドを見限りプライドの動きを抑制、これが隙となってプライドはエドに倒されます。
2期では自身の美学を貫く様子が見られ、敵でありながらファンを魅了する人物として描かれています。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索