エクセルの関数の1つである、TEXT関数の使い方についてです。
TEXT関数とは?
TEXT関数は値を任意の表示形式にする関数です。
例えば「今日」という概念はいろいろな表わし方があります。
「H30.3.17」かもしれませんし、「2018年3月17日」かもしれません。あるいは単に「土曜日」かもしれません。
このように、値の表示形式を任意で変えることができるのがTEXT関数です。
TEXT関数の使い方
TEXT関数の式の形は以下の通りです。
=TEXT(値,表示形式)
表示形式はいろいろある書式記号で表示されます。
例えば”aaa”は曜日です。
一例を示します。どこか適当なセルに
=TEXT(“2018/3/17″,”aaa”)
と入力すると「土」が出てくると思います。
次に、
=TEXT(“2018/3/17″,”aaaa”)
と入力すると「土曜日」が出てくると思います。
このように、”aaa”は曜日を一文字で表わす書式記号、”aaaa”は曜日も付ける書式記号なわけです。
以下、主な書式記号を紹介します。
yyyy:西暦4桁(2018など)
mmmm:月を英語で表示(3月をMarchなど)
dddd:曜日を英語で表示(土曜日をSaturdayなど)
TEXT関数の意義
エクセルの関数と聞くとSUM関数のような足し引きをするものと思いがちです。
そのためあまりエクセルの関数を使わない人にはTEXT関数は馴染みのない関数かもしれません。
しかし先ほどの例のように曜日をぱっと出したり表示をさっと変えたり、TEXT関数を使うと表の体裁を効率的に変えることができます。
TEXT関数の応用
例えばエクセルで今日の曜日を自動で出したいときもTEXT関数でなんとかなります。
今日の日付を求めるのはTODAY関数でできるので、これを組み合わせます。
補足記事:TODAY関数の使い方
今日の曜日を求めたいセルに以下の式を。
=TEXT(TODAY(),”aaa”)
これで今日の曜日が常に表示されます。
おわりに
表示形式を変えたいだけなら、セルを右クリック、「セルの書式設定」から「表示形式」で変更可能です。
しかしながら書式設定ではなく関数によって表示形式を変えたいときはTEXT関数を使うことになるでしょう。