アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
ハズレの怪獣の意味
第8話にて初めて怪獣優勢思想に操られることなく倒された怪獣である「ザイオーン」。
シズムからは「ハズレの怪獣」と評されます。
この「ハズレの怪獣」という意味には2つの説があります。
1つ目は単純に「弱い」という意味の「弱い怪獣説」。
そしてもう1つは操った場合に怪獣使い側に害を与える可能性がある「操るには危険説」です。
解説
弱い怪獣説
周囲に取れることのない色を付けるという力を持つザイオーン。
重力で物を押しつぶしたり、周囲を爆発させるこれまでの怪獣と比べると攻撃力に劣る能力と言えます。
さらにまだ小さい姿で発見されたザイオーン。
(この背景には、怪獣を生むのは人の負の感情であり、今回はその発生元となった感情が不完全だったとのこと)
操ってダイナゼノンと戦うには厳しいものがあります。
このように、一見すると弱く見えてゆえにシズムから「ハズレの怪獣」と評された可能性があります。
操るには危険説
弱い怪獣説よりも信憑性が高そうなのが「操るには危険説」です。
冗談とは言え「インスタンス・ドミネーション」を唱えた蓬に悪影響らしきものがあったのがその根拠となっています。
二人で怪獣を操って以降、その距離感が縮まっているオニジャとムジナから、怪獣を操ると操った側も怪獣から何かしらのフィードバックがあることが予想されます。
怪獣が人間の感情から生まれるという背景を考えると、怪獣が人の心に影響を与えることがあっても不思議ではありません。
さらに、ザイオーンの目(触覚?)は寄生虫であるロイコクロリディウムに酷似しています。
ロイコクロリディウムはカタツムリに寄生、芋虫の外観に擬態し鳥に捕食されやすいように働きかけます。
このようにロイコクロリディウムは自身らの繁栄のためにより積極的に宿主を利用します。
つまり宿主への害が顕著な寄生虫と言えます。
このロイコクロリディウムという元ネタはザイオーンの性質を暗に示していると予想されます。
つまりザイオーンは無害そうに見えて実は操ろうとした相手を利用する性質があると考えられます。
ゆえにシズムはうっかり操ると危険な「ハズレの怪獣」と評した可能性があります。
補足記事