カウボーイビバップ(Cowboy Bebop)についてです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
Part6 ドギードッグ・ワールド
ねえアイン、ねえねえアイン、どうしてそんなに毛深いの?
はーい。それは寒がりだから!
ねえアイン、そもそもアイン、どうしてゲラゲラ笑わないの?
おお、それは、ニヒルだから。
ねえアイン、やっぱりアイン、どうしてそんなに幸せなの?
そうです、それはエドが幸せだからでしょう。ジェット「チャーリーは言った。”手は手でなければ洗えない。得ようと思ったら、まず与えよ”ってな。ってことはどういうことだ?チャーリーはやれって言ってるんじゃねえのか?ええ、そうだろう?』」
スパイク「チャーリー・パーカーがゲーテの格言吐くかね」
エド(カウボーイビバップ よせあつめブルース)より引用
解説
ビバップ号のクルーが順番にナレーションをする幻の最終回「よせあつめブルース」。
このためおそらくアインの番をエドが担ったと考えられる「ドギードッグ・ワールド」。
賞金稼ぎとして生計を立てるスパイク・ジェット・フェイと比べると、エドとアインは3人と雰囲気が違った気がします。
そのためエドをアインはビバップ号内にて気が合うんだろうなとは思っていたのですが、終盤に一緒にビバップ号を降りるほどアインがエドに愛着を示したのは少し意外でした。
アインはデータ犬であり非常に知能が高いとされています。
エドがビバップ号を降りる際、アインも自身の引き際のようなものを感じていたのかもしれません。
エドをアインがビバップ号を降りた後、フェイは記憶を取り戻しスパイクはビシャスとの因縁を晴らしに行くわけですが、いずれにせよ以前の人間関係とは変わってしまいます。
良くも悪くもエドとアインにとってビバップ号は放浪する旅の中の1つの場所でしかなく、そこに執着している様子はありません。
スパイクやフェイのような「自分の場所」を探している人物と対極のような存在んだなと思います。
補足記事