アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第11話「ラッシュバレーの奇跡」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第11話「ラッシュバレーの奇跡」。
ウィンリィがオートメイル技師であるドミニクに弟子入りを希望し、結果としてはガーフィールに弟子入りする回になります。
特に大きな伏線のない回ですが、
田舎であるリゼンブールではなくオートメイルが盛んなラッシュバレーで働くことで、たくさんの人から「必要とされる」経験をしてその後のウィンリィの精神的な成長につながります。
エドとアルが旅をする中で、家族同然として育ちながらどこか蚊帳の外であることを度々感じるウィンリィ。
ウィンリィのそういった葛藤や、それらに対する捉え方の成長も丁寧に描かれているのがハガレンのクオリティの高さの1つと言えます。
全体のあらすじ
ウィンリィたっての希望で、ともに機械鎧技師たちの聖地「ラッシュバレー」を訪れたエドとアルだったが、到着早々国家錬金術師の証である銀時計をパニーニャという少女に盗まれてしまう。だがそれがきっかけとなり、エドたちはパニーニャや、パニーニャの両足につけられた機械鎧の作成者ドミニク、そしてドミニクの家族らと思わぬ触れ合いを持つことに。ドミニクの機械鎧技師としての腕を見たウィンリィはなんと彼に弟子入りを申し込む。そんな中、身重だったドミニクの息子の嫁・サテラが急に産気づいた。
解説や考察
オートメイルの聖地「ラッシュバレー」
オートメイルおよび技師達の聖地とも言える「ラッシュバレー」。
最新モデルも豊富に扱っており、ウィンリィにとっては興味を示さずにはいられない町です。
両足がオートメイルの少女「パニーニャ」
事故で両足を失ったパニーニャ。
両足のオートメイルは膝部分から砲撃も可能で、なかなか物騒な仕様。
オートメイル技師「ドミニク」
弟子はとらない主義。
昔ながらの職人気質のオートメイル技師、ドミニク。
ウィンリィのオートメイルの改善点を即座に見抜いており、やはり腕は一流の様子。
ドミニクとパニーニャの出会い
銀時計の裏
国家錬金術師の証である懐中時計。
蓋の裏に書かれている日付はエルリック兄弟が家を焼いて旅だった日ですね。
人間は忘れる生き物なんて言われますね。
母を失い身体を失った出来事は相当ショックな出来事ですが、それでもあの日の誓いや決意が揺らぐほど、人間の精神力はもろいものです。
それを自覚しているエドは、戒めのため時計に日付を刻んでいます。
出産に立ち会うウィンリィ
おわりに
偶然にも出産に立ち会い、力になることができたのは、医者の家系で医学書を幼い頃に絵本替わりに読んでいたウィンリィならではですね。
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