エドの身長が低い理由
「鋼の錬金術師」の主人公であるエドワード・エルリック。
自分の身長の低さをエドは気にしていますが、
エドの身長が低いのは、栄養分を真理の扉にある弟のアルの肉体へ供給しているためです。
本編ではギャグシーンのネタに多用されますが、
エドの身長の低さは意外と物語の伏線でもあると言えます。
解説
アルの魂を鎧に定着させたエド
エルリック兄弟は死んだ母親を蘇らせようと、人体練成を試みます。
結果として人体練成は失敗し、エドは足を、弟のアルは全てを真理と扉に持って行かれます。
エドは苦肉の策として、
エドは自分の腕を代価として、弟の魂を鎧に定着させます。
母親を人体練成しようとした際、アルは死んでしまったわけではありません。
アルは真理と扉に持って行かれただけです。
錬金術や賢者の石を持ってしても、死んでしまった人の命は取り戻せません。
等価交換や賢者の石の力によって取り戻せる命は、真理の扉に持って行かれた命だけです。
エドは腕を代価とすることで、真理と扉からアルの魂を取り戻し、鎧に定着させました。
そのため、アルの体とエドの手と足は真理の扉に持って行かれ、そこに存在する、一時保留のような状態になっています。
エドとアルの魂のつながり
エドとアルは母親を錬成させる際に、自身らの血液を「魂の情報」として一部使用しています。
そして人体錬成で真理の扉を開け、身体がを持っていかれます。
このときに互いの魂が混線したのではないかというのがエドの仮説です。
そして、真理の扉にあるアルの肉体は、その維持にエドの栄養を使っているとされています。
エドが人よりも多く食べ、多く眠る描写は本編でも度々ありますが、それでも体格が小柄なのは栄養を弟に供給している、つまり2人分の体を維持しているからとエドとアルは考えます。
エドとアルが仮説を立てるシーン
このように、エドとアルは人体錬成を行う過程で魂が混線し互いにリンクしているような状態になっているとエドとアルは仮説を立てます。
エドの生命維持活動のエネルギーがアルの肉体にも供給され、真理の扉でアルの肉体は維持されているとすると希望を見出すに至ります。
このあたりはアニメ2期では第20話ないし第21話にて描かれます。
ちなみにアルが肉体を取り戻した後、最終話にてエドはウィンリィの身長を追い抜いています。
体格もいくぶんがっしりと年相応な体形となり、エドの仮説が正しかったと言えるでしょう。
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