「SSSS.GRIDMAN」と、その原作である「電光超人グリッドマン」との違いについて。
「SSSS.GRIDMAN」と「電光超人グリッドマン」の違い
「電光超人グリッドマン」が、自作パソコンを作るサークル的な集まりの中学生達のグリッドマンが、オタク気質な男の子の怪獣とネット上で戦うストーリー。
原作がハッカーとの戦い的な雰囲気なのに対し、
「SSSS.GRIDMAN」はグリッドマンの近くに居合わせた高校生達が怪獣からみんなや街を守るために戦うというストーリー。
戦闘後は戦いで壊れた街が元に戻ったり、街の人から戦いの記憶が消えたり。
そもそも主人公が記憶喪失だったりとグリッドマンの戦闘とはまた違った見どころもある作りとなっています。
具体的な違い
原作との違いは細々ありますが、とりあえず主なものピックアップします。
特撮とアニメ
原作である「電光超人グリッドマン」は1993年の特撮作品。
一方で「SSSS.GRIDMAN」は2018年のアニメ作品。
時代背景も大きく違うので作品の雰囲気や言葉遣いなどもずいぶんと違っています。
原作は平成初期ないし昭和の時代を感じさせ、「SSSS.GRIDMAN」はやはり現代風です。
主人公は高校生
原作では主人公達は中学生ですが、
「SSSS.GRIDMAN」の主人公達は高校生です。
メンバーは原作同様、男(主人公)・男(友人)・女(友人)ですが、みんな原作とは名前が変わっています。
敵は女子高生
怪獣を生み出す敵側は原作ではオタク気質の男子中学生だったのに対し、
「SSSS.GRIDMAN」の敵はクラスのアイドル的存在である女の子です。
才色兼備で社交的な女子高生が、実は腐女子的な私生活。
現実世界で戦ってるっぽい
原作がネット上で戦うのに対して、
「SSSS.GRIDMAN」は怪獣やグリッドマンが現実世界に現れて戦ってるぽいです。
そのため怪獣によって街や住民が物理的な被害を受けてるっぽいです。
(戦いが終わると街が元に戻り住民から戦いの記憶が消える設定ではありますが)
ちなみに、あくまで、「っぽい」です。
実際のところは、作品を直接見てほしいところです。
ここでは一旦、言及は避けます。
別にパソコンオタクじゃない
原作ではグリッドマンが入っている(?)パソコンは原作では主人公達が組みあげた自作パソコン。
「SSSS.GRIDMAN」では主人公の友人である六花の親が経営するリサイクルショップにあったパソコン。
別に主人公達が組みあげたパソコンではありません。
怪獣は人形が実体化
原作ではパソコンで作成した怪獣のデータを元に怪獣が生み出されます。
「SSSS.GRIDMAN」ではアカネが作った怪獣人形が実体化します。
主人公は記憶喪失
主人公である裕太は冒頭から記憶喪失で自分のことを覚えていない。
「SSSS.GRIDMAN」は原作と異なり記憶喪失以前の裕太はどんな人物で、何が起こったのかという要素も気になる作品です。
グリッドマンのデザイン
1990年代の特撮作品を2018年にアニメ化するに伴い、グリッドマンのデザインもリニューアル。
ぱっと見は同じですが、腹部を中心に全体的にゴツくメカっぽくなってます。
まとめ
「電光超人グリッドマン」はコンピューターやインターネットを舞台とした1993年当時では「早すぎた名作」と言われた作品。
インターネットが普及した今なら、ネットワークにウイルスを流すことで実生活に支障をきたすというのは想像に難くありませんが、当時はちょっとSFちっくな印象だったのではないでしょうか。
今ならネット上での戦いというのも当時より受け入れられやすいとは思いますが、
むしろ「SSSS.GRIDMAN」は「電光超人グリッドマン」よりもネット感を薄めた作品となっています。
主人公達がパソコンを組み上げたりしたわけでもないし、グリッドマンはネット上ではなく現実世界に出てくるっぽい。
作画も現代受けしそうな作画ですし、
「SSSS.GRIDMAN」は初めて見る人でも親しみやすい作りになっているなあと感じます。