日本のSF漫画・映画として国内外から高い評価を得ている「攻殻機動隊」。
ハリウッドで実写映画化されたことでもまた有名になりましたね。
そんな感じでちょこちょこ耳にする「攻殻機動隊」。
「だったら一度は観てみたいなあ」と思うわけです。
でも「攻殻機動隊」って関連作品が多すぎて一体どれから観たらいいのやら。
今日は「攻殻機動隊」を初めて観るときの順番についてです。
1. 「攻殻機動隊」とは?
「攻殻機動隊」とは日本のSF漫画・アニメ。
「攻殻機動隊」は様々なコンテンツがありますが、漫画が原作となる作品です。
「攻殻機動隊」という言葉に付随してよく聞く言葉が「GHOST IN THE SHELL(ゴースト・イン・ザ・シェル)」。
「GHOST IN THE SHELL」は「攻殻機動隊」の英語タイトルであると同時に、原作者がしようと思っていた本来のタイトルなので「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」と連ねた形でよくつかわれます。
いずれにせよ、「攻殻機動隊」は漫画が原作であり、そこから作られたアニメ映画がブームの火付け役。というのがおおよその流れ。
2. 「攻殻機動隊」の主な映像コンテンツ
そんな「攻殻機動隊」は様々な作品がありますが、主な映像作品は以下の通り。
① GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
② GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0
③ イノセンス
④ 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
⑤ 攻殻機動隊 ARISE
⑥ ゴースト・イン・ザ・シェル
上記作品の内、①~③は同じ監督でアニメ映画。④は全26話のアニメ。⑤は4部構成の映画。⑥は実写映画となっています。
また、「GHOST IN THE SHELL」・「STAND ALONE」・「ARISE」では監督が違っていて、作品ごとに世界観や登場人物の性格および作画が微妙に違っています。そのため各作品は続きというわけではなく、それぞれ別物として捉えることになります。
3. 各作品の特徴と違い
そんな感じで作品数が多い「攻殻機動隊」。連番になっているわけでもないし一体どれから観ればいいのやら。
各作品について触れていきます。
GHOST IN THE SHELL
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」が「攻殻機動隊」の一番最初のアニメ作品であり有名になるきっかけとなった作品。
そして「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0」は内容はほぼ一緒。
絵を綺麗にしたりCGを追加したりしたリメイク版が「2.0」なわけです。
イノセンス
イノセンスは「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続き。
なのでイノセンスは「2.0」の続きでもあります。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
基本は1話完結型の全26話のアニメ。
先述の映画は主人公が最終的にいなくなってしまうという物語の展開を迎えるのですが、この「STAND ALONE」は主人公がいなくならず日常が続いていたらという過程のもとで進むパラレルワールドです。
しかしながら、主人公の性格や世界観が微妙に異なっているので、映画の雰囲気とはまた違い、別物として観ることになるでしょう。
攻殻機動隊 ARISE
4部構成のアニメ映画。
主人公達が「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」のときに所属していた部隊より前に所属していた部隊の時の話。
とはいうものの、こちらも作画や世界観が異なるので別作品として観ることがよろしいかと。
4. まとめ
そんな感じでまとめます。
「攻殻機動隊」を初めて観る順番としては
・「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0」
↓
・「イノセンス」
↓
・「STAND ALONE COMPLEX」か「ARISE」好きなほう
↓
・ゴースト・イン・ザ・シェル(実写映画)
が良いかと思われます。
「攻殻機動隊」は「科学が発展して人とロボットの区別がつかなくなってしまったら」というSF的な問題提起が魅力的な作品でもあります。
そんなダークな雰囲気をより汲んでいるのはやはり初期作品である「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」ではないかと思います。
しかしながら、無印と2.0では内容はほぼ一緒なものの、全体の色調がやや異なります。
そして続編である「イノセンス」とより色調や雰囲気が似ているのは「2.0」。
そのため「2.0」を観て「イノセンス」にいくという流れが最も「攻殻機動隊」という作品と体感できるのではと思います。
せっかくリメイクして絵も綺麗ですしね。