学生から社会人になり、経済的に自立すると「お金のこと」を考えていく必要があります。
お金のことを考えていく上で欠かせないのが保険。
保険に入るか入らないか。
入るならどのような保険か。
種類も多く選択が難しい保険ですが、私達はどのように判断したら良いのでしょう?
学生から新社会人になりまず最初に考える保険は医療保険です。
医療保険とは万が一の入院や病気のときに出る保険です。
社会人になり経済的に自立し、保険を検討するなら、
まずは医療保険を自分の手取りの5~2.5%以内の費用で考えます。
手取りが20万円の人なら、毎月の保険料は1万円~5000円以内が目安です。
補足記事:支出の割合を決めると家計はうまくいく
医療保険を選ぶ判断基準としては以下がポイントです。
・保険料が変わらない
・掛け捨てである
・癌は別
保険料が変わらない
保険の中には初めに契約した月々の費用がずっと続くものと、
一定期間ごとに保険料が上がっていくものがあります。
また、一定期間過ぎると保険期間が終了するものとしないものがあります。
医療保険は、保険料が一生変わらず、毎月きちんとお金を払えさえすれば保障が一生続くものが良いです。
さらに20代の若いうちは保険料が安いです。
若い頃は病気や入院のリスクが低いので、安い保険料で加入できるからです。
若いうちに保険料が変わらない保険にお得な値段で入って、その保険料で歳をとってからもやっていくスタイルが望ましいです。
掛け捨てである
ある一定期間すると保険期間が終了し、いくらかなのお金がもらえる保険があります。
これが貯蓄型。
一方で、お金を払い続けることでもしものときの補償はあるものの、お金は戻ってこない保険があります。
これが掛け捨て型です。
一見、貯蓄型のほうがお得な気がしますね。
しかし貯蓄型の保険は保険料が高くなりがちです。
さらに言うと、医療保険はあくまで医療的な万が一のときの保険。
医療保険は病気や入院のときの補償の内容で選ぶべきであり、戻って来るお金が多いとか少ないとかで選ぶべきではありません。
保険は毎月お金を払い続けます。
必要最小限の無駄のない補償を考える必要があります。
医療保険は掛け捨てでいいので補償内容を自分が納得できるものにしましょう。
癌は別
多くの医療保険は癌は別物として扱っています。
つまり補償内容に含まれないことがあるのです。
癌も対象になっている保険は、
通常の医療保険と癌保険をセットにしているスタイルが多いです。
保険は基本的に、セットになっているものは個別の見直しができません。
そのため結婚したり生活スタイルが変わったときの身動きが取り辛くなります。
20代前半にはがん保険が含まれない単体の医療保険に入り、
癌の確立が統計的に上がって来る30代前後に単体でがん保険を追加するスタイルがおすすめです。