アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
天内理子の死
もっとみんなと、一緒に居たい!
もっとみんなと、いろんなところに行って、
いろんなものを見て、もっと……呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第27話 懐玉-参-(ABEMA)より引用
急展開かつ心が痛くなる第27話の理子の死亡シーン。
天元との同化が結局のところ理子を犠牲にする行為でしかないことが、呪術廻戦らしいダークな設定だと思います。
解説
黒井との別れ
黒井「理子様、私はここまでです。
理子様どうか、どうか……」理子「黒井、大好きだよ!」
ずっと、これからもずっと……」黒井「私も、私も大好きです……」
呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第27話 懐玉-参-(ABEMA)より引用
最後の別れを言う黒井と理子。
両親のいない理子にとって家族のような存在であった黒井。
後の理子の「お母さんとお父さんがいなくなったときのことは、覚えてないの。もう悲しくも寂しくもない」という言葉が本心でないことがわかります。
理子の思い
私は、生まれたときから特別で、
みんなとは違うって言われ続けて、
私にとっては特別が普通で、
危ないことはなるべく避けて、
この日のために生きてきた。お母さんとお父さんがいなくなったときのことは、覚えてないの。
もう悲しくも寂しくもない。
だから同化で、みんなと離れ離れになっても大丈夫って思ってた。
どんなに辛くたって、いつか、悲しくも寂しくもなくなるって……でも、でも…… やっぱり…… もっとみんなと、一緒に居たい!
もっとみんなと、いろんなところに行って、いろんなものを見て、もっと……呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第27話 懐玉-参-(ABEMA)より引用
理子は今回も含めわずか2話しか登場していませんが、学校の様子や沖縄観光で「もっとみんなと一緒に居たい」「いろんなところに行って、いろんなものを見て」という気持ちが痛いほど伝わります。
第1期の順平のときもそうでしたが、
呪術廻戦は短い話数で登場人物に感情移入させるのがうまいなぁと思います。
理子と夏油の選択
夏油「帰ろう。理子ちゃん」
理子「うん」
呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第27話 懐玉-参-(ABEMA)より引用
ここで終われば胸熱の感動アニメなのですが、ここで終わらないのが良くも悪くも呪術廻戦のダークさだなと思います。
特殊エンディングでの感動シーンで締めると思わせて、まさかのエンディングの停止と急展開、そしていつも通りのエンディングの入り方というサイコパスな演出。
理子の死
先程までの感情がこもった目から、光が消えて見ていて辛い死亡シーン。
今までしていた理子のバンダナ(?)が吹き飛ぶ演出が、確かに頭部に発砲されたのだという残酷さを際立てます。
本編の解説
参考資料