アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
エドとアルを抱きしめるイズミ
派手なシーンではありませんが、
エルリック兄弟を抱きしめるイズミのシーンはハガレンの中でも名シーン・感動シーンの1つだと思います。
悲しい境遇の中で強がり強くあろうとするエルリック兄弟に対し、周囲の大人達は「子供だからもっと大人を頼っていい」というメッセージを伝えていきます。
そういう中でエドとアルが精神的に成長していく過程がハガレンでは描かれています。
第12話のイズミが兄弟を抱きしめるシーンは、その1つと言えるでしょう。
シーンの解説
エルリック兄弟の人体錬成を見破るイズミ
オートメイルの様子から人体錬成を疑い、エドの手合わせ錬成でそれを確信したイズミ。
自身の経験も含めイズミとエルリック兄弟はお互いの過去を話します。
無理しなくていい
イズミ「もっと早く話しとくべきだったね。
辛かったろ」エド「いえ、自分でやったことですし。
辛いとか、そういう気持ちは」アル「身体を取り戻したら、何食べようとか、逆に楽しみなんですよ。
ね、兄さん?」エド「おう、そうだよな」
イズミ「この、馬鹿垂れが
無理しなくていい」「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode12」(Abema TV)より引用
禁忌(人体錬成)を犯したことを互いに話すイズミとエルリック兄弟。
大切な命を失った悲しみは痛いほどわかるエルリック兄弟は、イズミの前で強がります。
辛いと言ってしまえば、イズミの経験も辛いものだと傷口に塩を塗ることになりますし、人体錬成の経験を話さなかった責任も感じさせてしまいます。
このためわざと明るく振舞うエルリック兄弟。
そんな2人を読み取って、抱きしめるイズミ。
1期では一度殴った後に優しく抱きしめますが、2期はすぐに抱きしめます。
個人的には2期の演出の方がいいなぁと思います。
1期のまず1回殴るイズミはそれはそれでイズミらしいなぁと思うのですが、
母親のいない2人にとってこういうときにただ受け入れてくれるイズミのほうが、より温かみがあって感動します。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索