アニメ「鋼の錬金術師」について一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
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プライドの1期と2期の違い
「傲慢」の名を冠するホムンクルスである「プライド」は、1期ではキング・ブラッドレイ、2期ではセリム・ブラッドレイを指します。
このように、1期と2期ではそもそも人物が異なります。
アニメオリジナル展開の1期では、キャラクター配置の関係からキング・ブラッドレイがプライドという名称になります。
原作準拠の2期では、キング・ブラッドレイは「ラース」であり、セリム・ブラッドレイが「プライド」です。
以下、「プライド」の1期と2期の違いを挙げていきます。
キング・ブラッドレイの1期と2期の違いについては別ページで取り上げます。
解説
設定の違い
アニメオリジナル展開の1期では、ホムンクルスは「人体錬成で生まれた不完全な人間が賢者の石を取り込むことで生まれる」という設定です。
しかしながら1期のプライドは、ベースとなった人間が特に明言されず終わります。
一方で2期および原作では、プライドはセリム・ブラッドレイを指します。
7人のホムンクルスの中で最初に生まれた「始まりのホムンクルス」であり、他のホムンクルスから見ても化け物と評される「最強のホムンクルス」として描かれます。
本編での活躍や出番の違い
1期のプライドが他のホムンクルスと立場的に同格なのに対し、2期のプライドは他のホムンクルスをまとめあげる存在となっています。
1期のプライドであるキング・ブラッドレイは、黒幕のダンテから「傑作」と評されるものの、エンヴィーから「人間もどき」と強い口調で言われるなどホムンクルス達の中では同格程度の立ち位置がうかがえます。
一方で2期のプライドはお父様から初めに切り離された存在であり、ホムンクルスの長男にあたります。
他のホムンクルスとのやりとりから見ても基本はプライドが指示を出す様子がうかがえ、ホムンクルス一派の中でも強い発言力を持っていることが明らかです。
結末の違い
1期のホムンクルスの設定である「ベースとなった人間の身体があると動けなくなる」という弱点によって、1期のプライド、つまりキング・ブラッドレイは倒されます。
一方2期では「プライド」の名に反し信念を曲げたことが災いし、セリム・ブラッドレイは敗北します。
7つの大罪それぞれに関連した最期を迎えるという点については、1期より2期がまとまっていると言えます。
キング・ブラッドレイの1期と2期の違い
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索